こんにちは、株式会社Jingasの濱名です。
今日は、建設業の面接、とくに施工管理の面接で何を質問するかのお話をしたいです。
「面接では感じが良かったのに、入社してすぐ辞めてしまった」。施工管理の採用で、いちばんこたえる終わり方ですよね。お疲れ様です、、。
辞める理由は、経歴書に書かれていないことがあります。だから、続くかどうかは面接で聞いて確かめる部分が大きいんです。
私は施工管理の採用を、人材紹介の現場で見てきました。
建設業の面接では何を質問する?先に結論です
施工管理の面接で聞くことは2種類です。1つは担当した工事の中身・立場・掛け持ちの数・資格の段階という事実。もう1つは、きつい時期を越えられる人かを見る5つの質問です。
順番にすると、こうなります。
- 冒頭の10分で、こちらの会社と現場の話をする(口説く時間)
- 次の15分で、書類で空いていた所を埋める
- 残りの時間で、きつい時期の動き方を確かめる5つの質問をする
- 最後に、残業・休日・転勤・担当する現場の数を、こちらから正直に伝える
代表の渡辺と施工管理の採用について話したとき、出てきた言葉は「全部一緒よ、施工管理でもそうでなくても」でした。採用がうまくいく原理は職種を超えて共通、というのが渡辺の立場です。違うのは、確かめる事実の中身です。不動産営業の面接は不動産営業版の記事にまとめています。
面接で見るべきものは何か
的は3つです。図面・工程・品質・安全・原価の実務と資格という「スキル」。学び方や資格へ向かう姿勢という「伸びしろ」。段取りや人との調整、きつい時期の踏ん張りという「現場で続くか」。
この記事では、後ろの2つに重きを置きます。資格は書類と証明書で確かめられますが、きつい時期にどう動く人かは、面接で聞かないと分からないからです。
面接の流れと質問の順番は?(60分の目安)
60分の面接なら、たとえばこう配分すると、4つの段階が無理なく収まります。
| 時間 | やること | 聞く・話す中身 |
|---|---|---|
| 最初の10分 | こちらから話す | 会社と現場の紹介、今日の流れ、なぜ会いたかったか |
| 次の15分 | 経歴の中身を埋める | 担当した工事、立場、掛け持ちの数、資格と受検の段階 |
| 次の25分 | きつい時期の動き方を聞く | 5つの質問と、その深掘り |
| 最後の10分 | 条件を伝えて逆質問 | 残業・休日・転勤・担当する現場の数、候補者からの質問 |
※この記事で示す配分の例です。統計や調査の数字ではありません。書類で空いた欄を事前にメモにしておくと、次の15分が速く進みます(読み方は施工管理の書類選考の記事)。
最初にこちらから話すのは、面接が「見極める場」であると同時に「選ばれる場」だからです。冒頭の話し方の例は面接は口説く場ですに書きました。
逆に、面接官が自社の話や昔の現場の話で時間を埋めてしまうと、相手のことを何も確かめられません。こちらが話すのは冒頭と最後の10分に寄せてください。
面接の前に決めておくことは?
面接の前に、こちら側で3つを決めておきます。
- 任せたい現場の規模と、立場(所長か、所長の下の担当か)
- 必須にする資格と、その種別
- 入社後に持ってもらう現場の数
決まっていないと、候補者の答えを何と比べればいいのかが分かりません。決め方は施工管理の採用要件の記事にまとめました。
逆質問で残業や休日を聞かれたら、どう受け止める?
最後の逆質問で「残業はどのくらいですか」「休みは取れますか」と聞かれても、「意欲が弱い」と受け取らないでください。残業と休日は、前の会社を離れた理由そのものかもしれません。
ここは、こちらの実際を正直に伝える場です。候補者体験の中でも「透明性」は、中小の建設会社が大手と並べられたときに勝負できる所だと私は考えています。繁忙期の残業、休めている日数、担当する現場の数を、良く見せずに話してください。
逆質問で、配属先の現場の規模や、持つ現場の数、第二次検定に要る経験を積めるかを聞いてくる人もいます。こうした質問が出たら、入社後の働き方をどこまで具体的に考えているかを、こちらからも聞き返して確かめられます。
施工管理の経験者に聞く質問は? 経歴の中身を確かめる4つ
担当した工事の中身(工種・用途・規模・工期)はどう聞く?
「マンションの新築をやっていました」で止めず、用途・構造・規模・工期まで。たとえば「いちばん長く担当した現場は、何造の何階建てで、工期はどのくらいでしたか」。続けて「建築一式でしたか、内装や設備など専門の工事でしたか」「請負金額は、だいたいどの桁でしたか」と聞きます。
金額は桁で足ります。任せたい現場の規模と、その人が経験してきた規模が近いか。それが分かれば、入社後の最初の配属を描けます。
所長だったのか、担当だったのかはどう確かめる?
同じ「○○新築工事 施工管理」でも、所長と、その下で書類を担当していた人では、任せられる仕事が変わります。
聞くのは「その現場に、所長はほかにいましたか。ご自身はどこまで任されていましたか」。元請か下請か、施主や設計事務所との打ち合わせに本人が出ていたかも確かめます。
所長経験が無くても減点にせず、所長の右腕として採る道を考えてください。
掛け持ちしていた現場の数を聞くのはなぜ?
理由は2つあります。
1つ目は、専任が要る現場かどうかで、同時に見られる数が法律で変わることです。
| 現場の区分 | 主任技術者・監理技術者の置き方 | 根拠 |
|---|---|---|
| 国・自治体の工事のほか、共同住宅・事務所・百貨店や市場・工場・病院・学校などの工事で、請負代金4,500万円(建築一式工事は9,000万円)以上 | 現場ごとに専任が原則 | 建設業法第26条第3項、同法施行令第27条第1項 |
| 上のうち請負代金1億円(建築一式工事は2億円)未満で、移動時間や連絡方法などの要件と、情報通信技術で現場を確認する措置を満たすもの | 例外として2現場まで兼ねられる(監理技術者は、監理技術者補佐を専任で置いて兼ねるルートもある) | 同法第26条第3項ただし書・第4項、同法施行令第28条・第30条 |
| 上に当たらない工事 | 専任の定めはかからない | 同法第26条第1項・第3項 |
出典:e-Gov法令検索「建設業法」「建設業法施行令」(2026年10月14日確認)。
主任技術者は、請け負った工事を施工するとき「当該建設工事に関し」置くと定められています(同法第26条第1項)。専任を求める第3項は対象の工事を限っているので、その反対解釈として、対象に当たらない工事では、1人が複数の工事の主任技術者を兼ねることが読み取れます。だから「何現場を同時に見ていたか」は、聞かないと分からないんです。
2つ目は、定着に関わることです。人材紹介の現場で施工管理の会社を見てきた中では、定着している会社には「一人への負担を減らしている会社が多い」。これが代表の渡辺の実感です。前の会社で何現場を抱えていたかを聞くと、その人がいま何を変えたいのかが見えてくるかもしれません。
聞き方は「同じ時期に、ほかの現場も見ていましたか。いちばん多いときで何現場でしたか」。続けて「1週間のうち、それぞれの現場には何日くらい行けていましたか」。
そして、こちらからも伝えてください。「最初の1年は先輩の現場に入って、1現場を一緒に見てもらいます」のように、入社後に持つ現場の数を言葉にします。負担の分け方は施工管理の若手が辞める理由にまとめました。
資格と実務、受検の段階はどう確かめる?
資格は「1級があるか無いか」の1段で聞くと取りこぼします。2級建築なら「建築・躯体・仕上げのどれですか」と種別まで聞きます(2級土木は「土木・鋼構造物塗装・薬液注入」、管工事は種別なし)。そのうえで「1級の第一次検定は、もう受けましたか」「第二次検定に向けて、あとどんな現場の経験が要りそうですか」と、いまどの段にいるかを聞きます。
令和6年度から受検資格が変わり、第二次検定は第一次検定合格後の実務経験などで受ける形になりました。
| 区分 | 第一次検定 | 第二次検定(新受検資格の主なルート) |
|---|---|---|
| 1級 | 19歳以上(受検年度末時点) | 1級第一次検定合格後、実務経験5年以上(特定実務経験1年以上を含めば3年以上)など |
| 2級 | 17歳以上(受検年度末時点・従前から変更なし) | 2級第一次検定合格後、実務経験3年以上(建設機械種目は2年以上)など |
出典:国土交通省「令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります」。表の「第一次検定合格」は令和3年度以降の合格が対象です。令和10年度までは旧受検資格での第二次検定受検も可能です。正確な条件は、指定試験機関の受検の手引で確認してください。
表の「特定実務経験」は、同じ資料で、請負金額4,500万円(建築一式工事は7,000万円)以上(資料作成時点の値。最新は受検の手引で確認)の建設工事で、監理技術者・主任技術者(当該業種の監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下で、または自ら監理技術者・主任技術者として行った経験とされています。請負金額の桁を聞いておくと、その人の経験が特定実務経験に当たりそうかの見当がつきます。
同じ資料では、実務経験は原則として工事ごとに、受検者の所属先の代表者等か、その工事の監理技術者等が証明するとしています(令和6年3月31日を含む工事の経験までは、従前の方法での証明も可能)。つまり、入社後の経験を証明するのは、こちらの会社です。
だから面接では、「第二次検定に必要な経験を、うちのどの現場で積めるか」をこちらから話してください。支援の組み立て方は施工管理の資格取得支援の記事に、技士補の扱いは技士補の記事に書きました。
工程・品質・安全・原価の管理は、どう聞く?
原価なら「実行予算は誰が組みましたか。最後はどう着地しましたか」。
安全なら「事故を出さないために、毎日やっていたことは何ですか」。品質なら「検査で指摘を受けたことはありますか。どう直しましたか」。
どれを本人が持ち、どれは所長が持っていたのかが分かれば、任せる範囲を決められます。
きつい時期の動き方を確かめる5つの質問とは?
質問①「一番きつかった現場は、どう乗り切りましたか」
分かれ目は、具体で語れるかどうかです。「大変でした」で終わる人か。「工期が2週間押していたので、職人さんを増やして、この工程を前倒ししました」と語れる人か。
盛る人もいるので、「その2週間、どの工程を動かしましたか」と続けます。自分でやった人なら、工程の名前と順番が出てくるはずです。
質問②「現場で一番ヒヤリとした場面と、そのあと段取りで変えたことは?」
見たいのは、ヒヤリとした場面を、自分の確認や段取りの側から振り返れるかです。施工管理は安全と品質を預かる仕事ですから。
「業者が悪くて」で話が終わったら、入社後の振り返りでも同じ答えになるか、もう一歩聞いて確かめてください。「自分の確認が甘くて手戻りが出ました。今は着工前に段取りを1枚にまとめて共有しています」のような答えなら、ヒヤリのあとに何を変えたかを具体で確かめられます。
質問③「前の会社の現場で、これはもう二度と嫌だと思ったのは何ですか」
「なぜ辞めたんですか」は、「キャリアアップのため」「もっと大きな現場を」といった整えた答えになりやすい質問です。だから、現場で何が嫌だったのかを聞きます。
理由が休みでも人間関係でも、それ自体は危なくありません。気をつけたいのは、前の会社で何が・どのくらいだったのかを語れないときです。「月に休めたのは何日くらいでしたか」「それは工期の時期で変わりましたか」と続けると、不満の中身が見えてきます。
聞いたあとは、こちらで同じことが起きないかを正直に照らしてください。休みが理由なら、自社の年間休日と、繁忙期に実際に休めている日数で答えます。掛け持ちが理由なら、入社後に持つ現場の数が答えになります。
質問④「職人さんや協力会社と、うまくやるために工夫していたことは?」
「指示は的確に出します」で終わる人より、「朝、必ず一言かけていた」「無理な工程は、まず職長さんの意見を聞いてから組み直した」のように、小さな工夫が具体で出てくるかを聞いて確かめてください。
あわせて「若手や後輩を何人見ていましたか。どう教えていましたか」も聞きます。入社後に若手の面倒を頼むなら、ここが判断の材料になります。
質問⑤「第二次検定や1級は、いつまでにどこまで進めたいですか」
続けて「そのとき、どんな規模の現場を持っていたいですか」。見るのは、答えに資格の段階と現場の規模が入っているかです。
施工管理は、資格で階段がはっきりしている仕事です。こう聞くと、本人が資格と現場の規模をどこまで結びつけて考えているかを確かめられます。
さきほど聞いた受検の段階とつなげてください。いま技士補なら、第二次検定までに要る経験を、こちらのどの現場で積めるか。ここまで話せると、将来の話が、入社後の配属の相談に変わります。
5つの質問で見ているもの(早見表)
| 質問 | 見ているもの | 具体で語れている答え | もう一歩聞く答え |
|---|---|---|---|
| ①一番きつかった現場 | きつい時期を具体で語れるか | 工程・人数・期間を具体的に言える | 「精神的にきつくて」で終わる |
| ②一番ヒヤリとした場面 | 自分の段取りから振り返れるか | 確認の甘さと、変えた段取りを語る | 「業者が悪くて」で終わる |
| ③二度と嫌だと思ったこと | 不満が自社でも起きるか | 何が・どのくらいだったかを語れる | 前の会社で何がどのくらいだったかを語れない |
| ④職人・協力会社との工夫 | 調整力・若手の育て方 | 具体的な工夫と教え方を語れる | 「的確に指示します」だけ |
| ⑤資格と現場の将来 | 将来像の具体さ | 資格の段階と現場の規模が入っている | 資格にも現場にも触れない |
※この記事で示す見方の例です。統計や調査ではありません。
未経験者には何を質問する?
未経験の方にも、①と④は聞き方を変えれば使えます。「前のお仕事で、一番大変だった時期に、具体的に何をしましたか」「立場や年齢の違う人に、気持ちよく動いてもらうために工夫したことはありますか」。志望動機の代わりに「建設の仕事を知ったきっかけは何でしたか」と聞くと、話してもらいやすくなります。
育てる求人の作り方は施工管理の未経験採用の記事へ。
体力や高所作業のことは、どこまで聞いていい?
仕事の中身を、こちらから具体的に伝えるところまでにしてください。「現場では足場の上での確認があります」「夏場は屋外の時間が長くなります」と伝えて、その仕事ができるかを本人に確かめる形です。
厚生労働省の「公正な採用選考の基本」は、配慮すべき事項として、合理的・客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施と、家族に関すること(健康・病歴を含む)を挙げています。そのうえで私は、本人の持病や通院歴も、業務に必要な範囲を超えて聞かない運用をおすすめしています。
回答はどう深掘りする? 盛っている人の見分け方
5つの質問も、経歴の中身も、1回聞いて終わりにしないでください。掘り方は、数字・順番・相手の3つです。
数字なら「何日押していましたか」「職人さんは何人増やしましたか」。順番なら「最初に誰に連絡しましたか。その次は」。相手なら「そのとき、所長は何と言っていましたか」。
順番と相手が具体的に出てくれば、本人が動いた場面だと判断しやすくなります。話がぼやけるなら、所長の判断を横で見ていた立場だったのかもしれません。どちらが良い悪いではなく、入社後に任せる範囲を決める材料です。
面接官が複数いるとき、評価はどう揃える?
「何が返ってきたら丸か」を、面接の前に1行ずつ書いて共有してください。上の早見表の「具体で語れている答え」の列を、たたき台に使ってください。
面接で聞いてはいけない質問は? 建設会社で口にしやすいNG例
厚生労働省は「公正な採用選考の基本」で、採用選考時に配慮すべき事項として14の項目を示しています。本籍・出生地や家族などの本人に責任のない事項と、宗教・支持政党・尊敬する人物などの思想・信条にかかわる事項が中心です(全体の解説は面接は口説く場ですにまとめました)。
建設会社の面接で、雑談のつもりで口にしやすいものを言い換えにしておきます。
| 口にしやすいNG質問 | 当たる事項 | 代わりに聞くこと |
|---|---|---|
| 「ご実家はどちらですか」「地元はどこ?」 | 本籍・出生地 | 「転勤や遠方の現場について、希望はありますか」(こちらの転勤の実際を先に伝える) |
| 「ご家族は転職に賛成ですか」 | 家族 | 「今回、次の会社を選ぶときに、いちばん外せない条件は何ですか」 |
| 「持ち家ですか、賃貸ですか」 | 住宅状況 | 「通勤や現場への移動で、気になることはありますか」(現場の場所と直行直帰の可否を先に伝える) |
| 「尊敬する人は誰ですか」 | 尊敬する人物 | 「段取りで、いま一番大事にしているやり方は何ですか」 |
| 「組合には入っていましたか」 | 労働組合 | 聞かない。こちらの残業・休日の実際を伝える |
出典:厚生労働省「公正な採用選考の基本」(採用選考時に配慮すべき事項)。言い換えの列は筆者の例です。
相手から家族や住まいの話が出ても、深追いせず、評価にもメモにも使わず、仕事の話に戻します。
そのまま使える質問セリフ集
メモに貼って使ってください。
経歴の中身を確かめる質問(施工管理)
- 「いちばん長く担当した現場は、何造の何階建てで、工期はどのくらいでしたか」
- 「その現場に、所長はほかにいましたか。ご自身はどこまで任されていましたか」
- 「いちばん多いときで、何現場を同時に見ていましたか」
- 「1級の第一次検定は、もう受けましたか。これから受ける予定ですか」
きつい時期の動き方を確かめる質問
- ①「これまでで一番きつかった現場は、どんな状況で、どう乗り切りましたか」
- ②「現場で一番ヒヤリとした場面と、そのあと段取りで変えたことは何ですか」
- ③「前の会社の現場で、これはもう二度と嫌だと思ったのは何ですか」
- ④「職人さんや協力会社と、うまくやるために工夫していたことはありますか」
- ⑤「第二次検定や1級は、いつまでにどこまで進めたいですか」
Before/After:同じことを聞くなら、こう変える
-
Before(NG):「施工管理の経験は何年ですか」
-
After(OK):「いちばん長く担当した現場で、ご自身はどこまで任されていましたか」
-
Before(NG):「残業は大丈夫ですか」
-
After(OK):「うちの現場は、繁忙期で月にこのくらいの残業があります。前の会社と比べてどうですか」
Afterなら、その人がやってきたことと、こちらの実際との差が見えます。残業や休日の書き方は施工管理の求人票の休日の書き方を参考にしてください。
チェックリスト:施工管理の面接の前に
- 任せたい現場の規模と立場、必須の資格と種別、入社後に持つ現場の数を決めた
- 書類で空いていた欄(立場・掛け持ち・資格の種別)を、面接用のメモに書き写した
- 面接の流れを、口説く→経歴の中身→5つの質問→条件の順で決めた
- 第二次検定に必要な経験を、自社のどの現場で積めるかを説明できる
- 5つの質問それぞれで、何が返ってきたら丸かを面接官同士で共有した
- 深掘りの質問(数字・順番・相手)を用意した
- 家族・出身・住まい・尊敬する人物など、14事項に当たる質問を誰も使わないと確認した
- 残業・休日・転勤の実際を、こちらから伝える準備ができている
- 面接の結果を翌日から3営業日で返す段取りがある(選考スピードの記事)
先にやるなら、1つ目です。ここが決まると、③や⑤の答えを自社の実際と照らせるようになります。
面接で伝える条件と求人票の条件がずれていると、面接の手前で離れていく人が出ます。求人票の側は、施工管理の求人票セルフ添削チェッカーに貼り付ければ、工種・規模・工期や残業の書き方をその場で確かめられます(登録不要)。
よくある質問
Q. 建設業の面接で、必ず聞くべき質問は何ですか?
A. 施工管理なら、担当した工事の中身と立場、掛け持ちの数、資格の段階の4つです。そのうえで、一番きつかった現場の乗り切り方と、一番ヒヤリとした場面を聞いてください。この2つは、具体で語れるかどうかを見やすい質問です。
Q. 未経験者だと、具体で語る質問は使えないのでは?
A. 使えます。一番大変だった時期は誰にでもあります。数字が出なければ「そのとき最初に何をしましたか」と順番を聞いてください。
Q. 全部の質問を1回の面接で聞くべきですか?
A. 詰め込まなくて大丈夫です。経歴の中身の4つは必ず埋めて、5つの質問は①②を軸に、流れで③④⑤を足すくらいが自然です。質問の数より、1つの答えを深く聞くほうが多くを教えてくれます。
Q. 面接で資格の証明書を見せてもらうべきですか?
A. 面接では種別と受検の段階を口頭で聞いておけば足ります。合格証明書や監理技術者資格者証は、内定の前後に見せてもらう段取りにしてください。書類の読み方は書類選考の記事に書きました。
Q. 面接で伝えた条件は、どう残せばいいですか?
A. 面接で伝えた残業・休日・担当する現場の数は、内定のときに書面でそろえてください。入社後に「書面(または面接)で聞いていた話と違う」と分かって辞めた人の実例はあります。内定から書面が届くまでが遅いと、候補者が「期待されていない」と感じることもあります。書面の作り方は施工管理の内定は、口約束ではなく契約ですにまとめました。
おわりに
読んでくださって、ありがとうございました。
面接の質問は、相手のアラ探しではなく、うちの現場できつい時期を越えられるかを一緒に確かめる作業です。次の面接では、まず掛け持ちの数を聞くところから試してみてください。
一緒に、残る採用にしていきましょうね。
濱名勇輝/元・不動産特化の人材紹介エージェント(株式会社Jingas COO)。エージェントとして上位の成績を残し、メンバーのマネジメントや教育制度の構築も担当。採用の現場を「送り出す側」と「育てる側」の両方から見てきました。