40代の転職が決まらないのはなぜ?落ち続けて疲れた人へ。書類・面接・内定・応募先の4段階で原因を切り分ける
40代の転職が決まらない原因は、書類・面接・内定後・応募先のどこで止まっているかで変わります。仕事につけない失業者のうち、年齢が合わないことを理由に挙げた人は、35〜44歳で約3%(32万人中1万人)、45〜54歳で約1割(35万人中4万人)でした(総務省 労働力調査2025年)。止まっている段階を見つけ、その段階に絞って直すことが、同じ応募の繰り返しから抜け出す手がかりになります。
応募して、書類で落ちる。やっと面接に進んでも、届くのは理由も書かれていない「ご縁がなかった」の一文。何を直せばいいのかも分からないまま、次の求人を探す。
「40代だから仕方ない」と言われると、もう応募する気力も残らない。そんな状態で、この記事を開いた方もいると思います。
腹が立つのは、理由の書かれていない不採用の通知と、「40代は厳しい」で話を終わらせる情報です。国の調査を見ると、仕事につけない理由に年齢を挙げた失業者は一部でした。40代の転職活動が楽ではないのは本当です。ただ、年齢のせいにして諦める前に、手を入れられる所があります。
この記事では、決まらない原因を「書類」「面接」「内定後」「応募先」の4つの段階に分けて、段階ごとの直し方をまとめました。書類や面接の通過率、何社受ければ決まるかは国の統計がないため、この記事では扱いません。
40代の転職が決まらないのは、年齢のせい?原因は落ちている段階で違う
原因は、落ちている段階によって違います。書類で止まるなら職務経歴書、面接で止まるなら話し方と転職理由、内定後に止まるなら決め方、どこにも進めないなら応募先が見直す場所です。
先に自分がどの段階で止まっているかをつかみ、その段階に絞って直します。
「40代だから」で片づける情報に、根拠はある?
総務省「労働力調査」2025年平均で、仕事につけない失業者のうち、求人の年齢と自分の年齢が合わないことを理由に挙げた人は、35〜44歳で32万人中1万人(約3%)、45〜54歳で35万人中4万人(約1割)でした。45〜54歳では割合が上がりますが、年齢以外の理由を挙げた人の方が多い数字です。失業者本人が答えた理由で、応募で落ちた理由を調べた統計ではありません。
年齢の壁がゼロというわけでもありません。35歳と45歳を比べると若い方が求められやすく、渡辺は理由の一つに扱いやすさを挙げます。一方で、35歳以上が評価されるのは、これまでの社会人経験と信頼しやすさです。その経験をどう見せるかは、準備で変えられます。
求人の年齢制限は、法律で原則禁止されています。例外は、長く勤めてもらう前提で若い人を募集する場合などです(ハローワーク「年齢制限該当事由について」)。仕事がない理由を求人・応募・やりたい仕事の3つに分けた整理は、40代で仕事がないのはなぜ?で読めます。
自分はどの段階で止まっている?
これまでの応募結果を書き出し、下の表のどの行に当てはまるかを見てください。
| 止まっている段階 | よくあるサイン | 先に手を入れるもの | この記事の章 |
|---|---|---|---|
| 書類 | 面接にほとんど呼ばれない | 職務経歴書の中身・応募先との合い方 | 書類で落ち続ける |
| 面接 | 面接には進むが、一次や二次で終わる | 態度・話し方・エピソード・転職理由 | 面接で落ち続ける |
| 内定後 | 内定は出るが、自分で決めきれない | 年収の見方・家族との話・会社の選び方 | 内定まで行っても決めきれない |
| 応募先 | 応募したい求人自体が少ない・同じ職種ばかり受けている | 職種の選び方・探し方・条件 | 応募先がずれている |
※編集部で整理した順番です。
何社落ちたら、やり方を変えればいい?
何社で見直すかの国の統計はありません。社数で決めるより、次の手順で見てください(編集部で考えた見方です)。まず、これまでの不採用を書類・面接・内定後の段階別に数えます。一番多い段階が、今の止まっている場所です。
同じ段階の不採用が続いているなら、応募を増やす前にその段階を直します。書類なら職務経歴書、面接なら話すエピソードと転職理由です。
書類で落ち続ける40代は、何を直す?
書類で止まっているなら、職務経歴書の中身を厚くします。採用の現場を見てきた渡辺は、損をしている典型を「内容が激薄」と言います。
職務経歴書の「薄い」とは、どんな状態?
応募で落ち続けた40代の書類について、渡辺の答えは次のとおりでした。職務経歴書を書いたことがない人もいるため、内容がかなり薄く、書類の時点で「ビジネス力が低い」と見られてしまう。
薄いのは、担当業務の名前は並んでいても、その仕事で何をしたかが見えない書類です。直すときは、自分で考えて動いた場面のエピソードを足します。
| 前の仕事 | 直す前 | 直した後 | 応募先にとっての価値 |
|---|---|---|---|
| 配送ドライバー | ルート配送を担当 | 配送先の順番を自分で組み直し、道が混む時間帯を避けて回った | 限られた時間で段取りを組める |
| 一般事務 | 受発注業務を担当 | 取引先から何度も来る質問を一覧にまとめ、担当者みんなで同じ答え方ができるようにした | 仕事の手順を整え、周りの手間を減らせる |
| 工場のライン | 製造ラインでの作業 | 新人に作業の手順を教える係を任され、手順を紙1枚にまとめた | 人に教え、やり方を形に残せる |
| 店舗スタッフ | 店舗運営を担当 | 客足の落ちる平日の夕方に、常連の方へ声かけを続けた | 自分からお客さんに声をかけ、関係を続けられる |
※編集部で作った例です。実在の人の職務経歴書ではありません。
応募先が求めるものと、書類はつながっている?
厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」は、全年齢の転職者について事業所に聞いた調査です。転職者の賃金や役職を決めるときに一番重視した要素は「これまでの経験・能力・知識」53.7%、「年齢」11.9%でした(採否ではなく処遇の数字)。同じ調査で、採用に「問題がある」と答えた事業所のうち38.8%が、「応募者の能力評価に関する客観的な基準がない」を挙げています。
能力を評価する客観的な基準がないと答えた事業所が、4割近くありました。だから、上の表の右端の列のように「応募先にとっての価値」まで書いておきます(編集部の考えです)。
転職回数が多い・在籍が短い会社があるときは?
それぞれの職場で工夫したことの中身が伝わるように、しっかり書くことが答えです。同じ調査で、実際に転職した40〜44歳のうち、直前の会社の在籍が2年未満だった人は33.6%、1年未満だった人は15.7%でした(個人調査 表12)。短い在籍のあとでも、次の会社に入っている人の数字です。回数の多さそのものは、転職回数が多い30代後半の記事で詳しく扱っています。
面接で落ち続ける40代は、何が足りない?
面接に呼ばれるのに落ちるなら、次は面接での態度と話の中身を点検します。
面接で落ちる35歳以上は、何が違う?
35歳以上で面接に落ちる人の特徴として、渡辺が挙げるのは3つです。「態度が悪い」「暗い」「エピソードを用意していない」。経歴や資格の話は入っていません。
話し方とエピソードは、準備で変えられる部分です。エピソードは、書類の章の「直した後」の形で自分の例を書き出し、面接ではそこから選んで話します。態度と表情の点検の仕方は、面接で落ちる3つの共通点の記事で書いています。
「これまでの経験をどう活かすか」で詰まったら?
35歳以上が面接で詰まりやすい質問です。答え方は「抽象化して、具体に落とす」。前の仕事でしてきたことを、どの仕事にも通じる力に言い換え、応募先の仕事の場面に当てはめて話します。
| 手順 | 配送ドライバーから営業に応募する場合の例 |
|---|---|
| 1. 前の仕事でしたこと | 配送先の順番を自分で組み直し、道が混む時間帯を避けて回った |
| 2. 抽象化する | 決まった時間の中で、相手の都合に合わせて段取りを組む力 |
| 3. 具体に落とす | 営業なら、訪問の順番と時間を組み、約束の時間を守ってお客さんを回れる |
※編集部で作った例です。
転職理由で落ちていない?
会社が転職理由で一番気にしているのは、自社で活躍してくれるかどうかです。現場で一番差がつくのも、経歴や資格より転職理由です。選考で落ちる言い方と、選考に通った言い方を分けて並べました。
選考で落ちる言い方
- 楽をして給料を上げたい
- なんか飽きた
- どこにでも使える理由(その会社である必要がない)
- 本音を隠した理由
- 大手だから
選考に通った言い方
- 家族のために選択肢を増やしたい
- 成長したい
- 稼ぎたい
どの言い方も、その会社である理由と一緒に話すことが前提です(編集部の考えです)。
言い方を変えて通った例もあります。最初は「大手に行きたい」だった理由を整理すると、「選択肢を増やして、この後安定したい」になり、給料も大事だと分かったケースです。
「給料を上げたい」は、そのまま言ってかまいません。伝え方の組み立ては、転職理由の伝え方で順に説明しています。
落ち続けた40代でも、その先はある?
決まった人は、実際にいました。転職の相談先に断られていた40代の方について、渡辺の見立ては「やる気はあるが、ただ断られていただけ」でした。その方は、その後に転職が決まっています。
応募で苦労したかどうかは別として、採用の現場では40代で仕事を変えて年収を上げた方も見てきました。
年収480万円 → 3年目に700万円。
年収450万円 → 3年目に700万円。
年収480万円 → 3年目に800万円。
※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。
内定まで行っても決めきれないときは?
内定が出ても決めきれずに辞退が続くなら、選考は通っています。この段階で考え直すのは、決めるときの物差しです。
1年目の年収が下がるのが怖いときは?
国の調査では、転職した40〜44歳で賃金が増えた人は45.9%、減った人は29.0%でした(厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」)。渡辺によると、未経験で営業に移った場合、1年目の年収は前より下がることもあります。それでも、初年度にしっかりやれば前の年収を超えられる会社も多いそうです。
1年目の数字で決めず、5年単位で給料の合計を比べてください。ただ、固定給が下がっても移らない方がいい人もいます。すでに十分な年収があって、何となく転職したい人です。
家族に反対されて決めきれないときは?
家族からよく出るのは「年収下がるじゃん」「大変なんじゃないの?」という言葉です。渡辺はこれに、まず「大変です」と答えます。そのうえで、年収はすぐには上がらず時間をかけるしかないこと、ただ挑戦できるのは今しかないことを伝えます。
家族を説得できた人がやっていたのは、事前から相談しておくことでした。一方で、家族の反対で動かなかった人は、その後も挑戦できず、年齢を重ねて難しくなったそうです。
「給料を上げるから残って」と言われたら?
本当に良くなるなら残る、3年後にまた辞めたくなるなら辞める、が基準です。引き止めにどう向き合うかは、退職の伝え方の記事で引き止めの章を設けています。
内定先が自分に合うか、どう確かめる?
給料や休みの数字に絞って内定先を比べると、また同じ理由で辞めたくなることがあります。入社前に働き方と給料の仕組みを確かめる手順は、40代の転職で失敗しないためにの5つの手順にまとめました。
応募先がずれていると、何が起きる?
応募したい求人が少ない、または同じ職種ばかりに応募しているなら、書類や面接の前に応募先から点検します。
職種によって、求人の数はどれだけ違う?
ハローワークの令和8年8月の数字で、一般事務は仕事を探す人100人に対して求人が29件でした。営業は220件、全職業では117件です。
| 職業(ハローワークの区分) | 有効求人の数 | 仕事を探す人の数 | 有効求人倍率 |
|---|---|---|---|
| 一般事務 | 73,866 | 257,342 | 0.29倍 |
| 会計事務 | 12,025 | 23,487 | 0.51倍 |
| 全職業 | 1,331,230 | 1,141,889 | 1.17倍 |
| 商品販売 | 55,995 | 29,098 | 1.92倍 |
| 営業 | 70,239 | 31,911 | 2.20倍 |
| 介護サービス | 105,788 | 30,234 | 3.50倍 |
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年8月分)」参考統計表7-2(全国・常用(パートを除く)・原数値。ハローワークの求人と求職者で、民間の求人サイトは含みません。全年齢の数字です)
求人倍率が1倍を下回る職種では、求人より探す人の方が多くなります。事務ばかりに応募して落ち続けているなら、この差が出ている可能性があります。全年齢の数字なので、40代の倍率としては読まないでください。
条件で応募先を絞り込んでいない?
面談で渡辺が見ているのは、話し方・志向性・過去の経験です。合わなくて辞めた人は、次も条件で選んで、また合わない会社に入ってしまうことがある、と渡辺は言います。給料・休み・勤務地で求人を絞り込む前に、自分がどんな場面で力を出してきたかを書き出してください。未経験の職種に移る考え方は、40代・未経験からの転職で採用する側の理由から整理しています。
希望年収や条件は、下げるべき?
同じ職種に移るなら、固定給で年収を上げる道があります。35歳前後で転職した人を見ても、固定給が確定して上がるのは同じ職種に行くときだそうです。
職種を変えるなら、1年目の固定給で判断しないでください。未経験の仕事では1年目に下がる場合もあり、見るのは5年単位の給料の合計です。今の会社でこれから上がり幅がない人は、動いた方がいい側に入ります。
探し方は、1つに絞っていない?
40〜44歳が転職活動で使った方法(複数回答)は、求人サイト・求人誌・チラシなどが37.3%、縁故が28.2%、ハローワークなどの公的機関が27.4%、民間の職業紹介機関が13.7%、会社のホームページが11.2%でした(厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」表17)。転職エージェントに相手にされないと感じている方は、40代で転職エージェントに断られたらで次に頼れる窓口が分かります。
辞めて転職活動に集中した方がいい?
動くのは、基本は在職中の方が良いというのが渡辺の考えです。無職の期間がある40〜50代でも決まった人はいますが、2年ほど空くと厳しくなることも多い、と渡辺は言います。すでに辞めている方は、40代で無職になったらで手続きとお金の順番を確かめてください。
転職した40代は、活動を始めてどのくらいで前の会社を辞めている?
決まるまでの期間そのものではありませんが、厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」から、実際に転職した40〜44歳の数字を並べました。
| 40〜44歳で転職した人 | 割合 |
|---|---|
| 転職活動を始めてから辞めるまで、3か月未満 | 46.3% |
| 転職活動を始めてから辞めるまで、6か月以上 | 11.4% |
| 辞めてから次に入るまで、間が空かなかった | 27.2% |
| 辞めてから次に入るまで、1か月未満 | 30.1% |
| 辞めてから次に入るまで、10か月以上 | 3.7% |
出典:厚生労働省「令和2年 転職者実態調査の概況」個人調査 表19・表20(40〜44歳。6か月以上は「6〜9か月未満」から「2年以上」までを編集部で合計)
活動を始めてから辞めるまでの割合は、「転職活動期間なし」22.7%を含む転職者全体を100とした数字です(表19)。
転職が決まった人の数字で、決まらずに続けている人は入っていません。長引いているなら、止まっている段階があると考えて、この記事の段階別の章に戻ってください。
40代の転職活動を見直すチェックリスト
止まっている段階の項目から順に当ててみてください。この記事の内容を、編集部で項目にまとめました。
書類で止まっている人
- 職務経歴書に、工夫した場面のエピソードを書いている
- 担当業務の名前を並べて終わっている行がない
- 転職回数が多い場合も、各社で工夫したことを書いている
- 工夫した場面が、応募先で何の役に立つかまで書いている
面接で止まっている人
- 落ちた面接で、態度や表情が暗くなっていなかったか振り返った
- 話すエピソードを、前もって書き出している
- 「これまでの経験をどう活かすか」に、抽象化した力と応募先での場面を話せる
- 転職理由が「どこにでも使える理由」になっていない
- 給料を上げたい本音を隠していない
内定後に止まっている人
- 1年目の年収でなく、5年単位の給料の合計で比べた
- 内定の前から家族に相談している
- 内定先を、給料や休みの条件に絞って比べていない
- 引き止めに対して、3年後にまた辞めたくなるかを考えた
応募先で止まっている人
- 同じ職種ばかりに応募していないか、応募履歴を見直した
- 給料・休み・勤務地で絞る前に、自分が力を出せた場面を書き出した
- 求人サイト以外の探し方も使っている
- 仕事を辞める前に、在職中に動く段取りを考えた
理由のない不採用が続いて疲れたら、どうする?
落ち続けると、応募のボタンを押すこと自体がつらくなります。理由を教えてもらえないまま「不採用」が続けば、疲れるのは自然なことです。
「自分にできるのか」「辛いんじゃないか」と思ったら?
年収400万円前後の40代が相談で一番気にしているのも、自分にできるのか、辛いんじゃないか、という点でした。
渡辺が一番大事だと考えているのは、頑張りたい気持ちがあるかどうかです。物理的に無理な条件がなければ、面談ではその前向きな気持ちを褒めています。落ち続けていても、その気持ちが残っているなら、直す場所を決めてもう一度動けます。
少し休んでもいい?
心や体がつらいときは、休むことを先にしてください。厚生労働省の「こころの耳」では、働く人と家族が電話・SNS・メールで、匿名・無料で相談できる窓口を案内しています。在職中なら、辞めずに応募のペースを落とすのも一つの方法です。
一人で振り返るのがつらいときは?
自分の書類や面接を自分で点検するのが難しければ、人に話す手もあります。相談では、経歴に自信がなくても、今の状況をそのまま話してもらえれば大丈夫です。どの段階で止まっていそうか、どこから直すかを一緒に考えます。
40代で転職が決まらない人が、今週やること
次の5つを、上から進めてください。
- これまでの応募結果を、書類で落ちた・面接で落ちた・内定を断った、に分けて数える
- 一番多かった段階を、この記事の表に当てはめる
- 書類が多ければ、職務経歴書に工夫した場面を書き足す
- 面接が多ければ、話すエピソードと転職理由を1行ずつ書き出す
- 応募している職種の偏りを、求人倍率の表と見比べる
自分に合う働き方の方向は、1分診断でも分かります。年齢ごとの転職の数字を見たい方は、40歳の転職は厳しい?と45歳の転職の現実をどうぞ。
まとめ
40代の転職が決まらない原因は、書類・面接・内定後・応募先のどこで止まっているかで変わります。直す場所は、書類なら中身の薄さ、面接なら態度とエピソードと転職理由、内定後なら決めるときの物差し、応募先なら職種の偏りです。
理由の分からない「お祈り」が続き、「40代は厳しい」の一言で片づけられれば、力が抜けるのは当たり前でしょう。年齢を重ねるごとに難しくなるのも事実です。数年後に「あの時やっていれば」と思わないように、今の自分に合う選択肢があるかを確かめておきましょう。経歴に自信がなくても、話し方や志向性、これまでの経験に合う仕事なら大丈夫です。
楽ではありません。でも、同じ応募を繰り返して消耗する道ばかりではありません。直す場所も、次の一社も、選べます。
「40代 転職 決まらない」が自分の場合どうなのか、話して確かめたい方へ
よくある質問
40代の転職が決まらないのは、年齢のせいですか?
総務省「労働力調査」2025年平均で、仕事につけない失業者のうち、求人の年齢と自分の年齢が合わないことを理由に挙げた人は、35〜44歳で約3%(32万人中1万人)、45〜54歳で約1割(35万人中4万人)でした。失業者本人が答えた理由で、応募で落ちた理由を調べた統計ではありません。求人の年齢制限は法律で原則禁止されています。
40代で書類が通らないときは、何を直せばいいですか?
職務経歴書の中身の薄さを先に見ます。採用の現場を見てきた渡辺は、損をしている典型を「内容が激薄」と言います。担当した仕事の名前を並べるのではなく、そこで工夫したことの具体的なエピソードを足します。転職回数が多い人も、それぞれの職場で工夫したことの中身が伝わるように書きます。
40代で面接に落ち続けるのはなぜですか?
35歳以上で面接に落ちる人の特徴として、渡辺が挙げるのは「態度が悪い」「暗い」「エピソードを用意していない」の3つです。転職理由で落ちることもあります。「楽をして給料を上げたい」「なんか飽きた」「大手だから」や、どこにでも使える理由、本音を隠した理由は通りにくい言い方です。
40代の転職活動は、どのくらいの期間がかかりますか?
決まるまでの期間を直接示す国の数字はありません。近い数字として、厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」で実際に転職した40〜44歳は、転職活動を始めてから前の会社を辞めるまでが3か月未満46.3%でした。辞めてから次に入るまでは「離職期間なし」27.2%、「1か月未満」30.1%です。
仕事が決まらず疲れた40代は、いったん休んでもいいですか?
心や体がつらいときは、先に休むことを優先してください。厚生労働省の「こころの耳」では、働く人と家族が電話・SNS・メールで相談できる窓口を案内しています。ただ、仕事をしていない期間が2年ほど空くと厳しくなることも多いので、在職中なら辞めずに応募のペースを落とす道もあります。
転職の相談先に断られ続けても、決まった40代はいますか?
います。転職の相談先に断られていた40代の方について、渡辺の見立ては「やる気はあるが、ただ断られていただけ」でした。その方は、その後に転職が決まっています。
- 給料が上がらず、このままでいいか迷っている方
- 未経験の仕事に移りたいが、35歳以降で大丈夫か不安な方
- 転職エージェントで紹介できる求人がないと言われた方
人材紹介の仕事に約5年携わり、人材紹介会社で事業部の責任者も務める。これまで数千人以上の求職者と面談。営業職への転職支援を得意とする。印象に残っているのは、営業未経験だった40代の方が転職し、3年目以降に年収2000万円を超えたこと(個人の実績で、全員が同じようになるわけではありません)。「年齢に関係なく、キャリアは変えることができる。」
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執筆:35歳からの稼げる転職 編集部。採用の現場で見てきた実例と、公的な統計をもとに書いています。