40代で無職になったら、もう仕事は見つからない?最初の1か月にやることと、次を決めた人の実例
40代で無職になっても、年齢だけで仕事が見つからなくなるわけではありません。総務省「労働力調査(2025年平均)」では、35〜44歳の失業者32万人のうち「年齢があわない」で仕事につけない人は1万人、45〜54歳でも35万人のうち4万人(約1割)で、多いのは「希望する種類・内容の仕事がない」でした。最初の1か月で手続きと辞めた理由の整理を済ませ、条件だけで決めずに、探すのを続けながら次を決めましょう。
会社を辞めた。辞めざるをえなかった。理由はどうあれ、40代で無職になると、平日の昼間に家にいるだけで落ち着かなくなります。
家族にどう話すか、貯金はいつまでもつか、この年齢で次があるのか。考えるほど、体が動かなくなってしまう。
この記事では、40代で会社を辞めて次を探している方に向けて、国の統計で分かる年齢の壁の大きさ、最初の1か月にやる手続き、焦って決めないための目安、面接での話し方を順にまとめます。学校を出てから長く働いた経験がない場合や、病気の療養中の働き方、生活保護などの制度、アルバイトや副業から始めるかどうか、おすすめ職種のランキング、無職の間に何をしていたかの答え方は、確かな一次情報がないため扱いません。
40代で無職になったら、もう仕事は見つからない?
見つからなくなるわけではありません。総務省の調査では、年齢が合わないことを理由に仕事につけていない人は、35〜44歳の失業者32万人のうち1万人、45〜54歳でも35万人のうち4万人(約1割)でした。年齢より大きいのは「希望する種類・内容の仕事がない」という壁です。
40代で無職の人は、どのくらいいる?
仕事を探しているのに仕事がない人の割合(完全失業率)は、2025年平均で35〜44歳が2.3%、45〜54歳が2.0%です。働く意思のある人のうち、およそ40〜50人に1人の計算になります。
このほかに、働きたい気持ちはあるのに、今は仕事を探していない人(就業希望者)が35〜44歳・45〜54歳でそれぞれ36万人います。探していない理由として全年齢で一番多いのは「適当な仕事がありそうにない」でした。
出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2025年平均」表Ⅰ-12(完全失業率)、「労働力調査(詳細集計)2025年平均」表Ⅱ-7・表Ⅱ-8。年齢は10歳刻みで、40代ちょうどの数字ではありません。
年齢で断られる?
年齢の壁はゼロではありませんが、理由として挙げる人は少数です。失業者に「仕事につけない理由」を聞いた結果をグラフにしました。
45〜54歳になると、年齢を理由に挙げる人は4万人に増えます。それでも一番多いのは、どちらの年齢帯も「希望する種類・内容の仕事がない」です。統計からは理由の内訳までしか分かりませんが、年齢だけで道が閉じているわけではないことは読み取れます。
「人生終わり」と感じてしまうのは、おかしい?
おかしくありません。仕事を失った直後に先が見えなくなるのは、自然なことです。
そのうえで、次の仕事を決めるときに一番大事なのは、頑張りたい気持ちがあることです。体の事情などでどうしても無理な条件でなければ、もう一度働こうと思えている今の気持ちを、まず大事にしてください。年齢を重ねるほど転職が難しくなるのは事実なので、気持ちが落ち着いてきたら、少しずつでいいので動き始めましょう。
無職になって最初の1か月、何から手をつける?
最初に済ませるのは、健康保険・年金・ハローワークの3つの手続きです。期限があるものから片づけて、そのあとで前の仕事を辞めた理由を整理します。
期限のある手続きは?
会社を辞めたあとの主な手続きを、期限と一緒にまとめました。
| 手続き | 期限・タイミング | 中身 |
|---|---|---|
| 健康保険の任意継続 | 退職日の翌日から20日以内(必着) | 退職日までに続けて2か月以上加入していた人が対象。保険料は退職前に引かれていた額の2倍(上限あり)で、原則2年間変わらない |
| 国民健康保険 | 市区町村の窓口で確認 | 保険料は世帯の人数や前年の所得などで決まり、市区町村で違う。倒産・解雇・雇止めなどで辞めた人は減免されることがある |
| 家族の健康保険に入る | 家族の勤め先に確認 | 家族の被扶養者になる |
| 国民年金 | 日本年金機構のページで確認 | 扶養されていた配偶者も第3号被保険者の資格を失うので、第1号被保険者の手続きが要る。第1号は保険料の納付が必要 |
| 失業手当(基本手当) | 会社から離職票が届いたら | ハローワークで求職の申込み→離職票を出す→7日間の待期→受給説明会→失業の認定と受給を繰り返しながら仕事を探す |
出典:全国健康保険協会(協会けんぽ)高知支部「退職後の健康保険加入のご案内」、日本年金機構「会社を退職したときの国民年金の手続き」、ハローワークインターネットサービス「基本手当について」。健康保険組合・共済組合に入っていた人は、それぞれの保険者に確認してください。
健康保険は、任意継続・国民健康保険・家族の扶養の3つから選びます。任意継続の20日は短いので、退職した週のうちに比べておきましょう。
失業手当は何日もらえる?
もらえる日数は、年齢と、雇用保険に入っていた期間、辞め方で決まります。
| 雇用保険に入っていた期間 | 35〜44歳(会社都合など) | 45〜59歳(会社都合など) | 自己都合など(全年齢) |
|---|---|---|---|
| 1年以上5年未満 | 150日 | 180日 | 90日 |
| 5年以上10年未満 | 180日 | 240日 | 90日 |
| 10年以上20年未満 | 240日 | 270日 | 120日 |
| 20年以上 | 270日 | 330日 | 150日 |
出典:ハローワークインターネットサービス「基本手当の所定給付日数」。「会社都合など」は特定受給資格者・一部の特定理由離職者、「自己都合など」は一般の離職者の日数です。1年未満の場合は90日(会社都合など)です。
解雇(重責解雇を除く)や退職勧奨で辞めた人は「会社都合など」の日数です。ただし、ハローワークの説明では、以前からある早期退職優遇制度などに応募して辞めた場合は、これに当たらないとされています。自分の場合はハローワークの窓口で確かめてください。会社都合で辞めた40代の流れは45歳でリストラ・早期退職を言われたらにもまとめています。
貯金は、いつまでもつ?
総務省の家計調査では、世帯主が40〜49歳の勤労者世帯の消費支出は1か月306,379円でした(2024年・平均3.15人の世帯)。この金額に、税金や社会保険料は含まれていません。無職の間は、前の表の健康保険料や国民年金の保険料が別にかかります。
何か月もつかは、次の順番で計算します。
- 1か月の支出を出す:自分の家計の金額で。分からなければ上の数字を目安にし、健康保険料と年金の保険料を足す
- 失業手当の1か月分の見込みを、ハローワークで確かめる
- 手当が出る期間の不足額を出す:1か月の支出から手当の月額を引き、上の表の日数分(月数に直す)を掛ける
- 残りの貯金を1か月の支出で割る:手当が終わったあと何か月もつかが分かる
出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2024年 詳細結果 総世帯」(労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2026」第9-3-1表で確認。総世帯のうち勤労者世帯・世帯主の年齢階級別)
前の仕事を辞めた理由は、どう整理する?
手続きが済んだら、紙に書き出してみましょう。会社の都合だったのか、自分で区切りをつけたのか。給料、人間関係、働き方のどれが一番合わなかったのか。
書き出すと、次の会社で「避けたいこと」と「大事にしたいこと」が分かれて見えてきます。選び方に気をつけないと、同じ理由でまた辞める人も多いので、ここは飛ばさないでください。書いたものは、面接で転職理由を話すときにそのまま使えます。
無職の期間を経て、次の仕事を決めた40代は?
いました。リストラや早期退職で会社を辞めたあと、数か月で次の会社に入り、年収を上げた40代の例です。
年収450万円 → 3年目に650万円。退職から入社までは2か月でした。
年収520万円 → 2年目に600万円。退職から入社までは3か月でした。
年収550万円 → 3年目に650万円。退職から入社までは4か月でした。
※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。
次の会社に入るまで、どのくらいかかった?
ここで挙げた3人は、退職から入社まで2〜4か月でした。辞めてすぐに決めたわけではなく、かといって長く空けたわけでもありません。
採用の現場では、無職の期間がある40〜50代でも転職が決まった人を見てきました。ただし、2年ほど空くと厳しくなることも多いのが実感です。
40代の女性で、転職して年収を上げた人は?
41歳・保険事務から転職して、年収を上げた女性がいます。
年収330万円 → 2年目に520万円。
※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。
子育て中の人は、面接で「残業は平気か」と聞かれることがあります。調整できるなら、そう伝えましょう。本当に難しい事情があるなら、無理にその仕事を選ばない方がいいと考えています。
再就職して1年目の年収は下がる?
前と違う仕事に移ると、1年目は下がることもあります。35歳前後で見てきた転職では、固定給が決まっている形だと下がることが多く、固定給のまま上がるのは同じ職種に移るときでした。
一方で、インセンティブ(成果に応じた給料)で上がる人も多くいました。未経験で営業に移った場合も、初年度しっかりやれば前の年収を超えられる会社も多くあります。応募先には、1年目だけでなく2〜3年目の年収も聞いてみてください。
すぐに決めていい?それとも、じっくり探す?
決める前に「同じ理由で辞めないか」を確かめられていれば、早く決めて構いません。確かめられていないなら、一度立ち止まります。目安を表にしました。
| 確かめること | 決めてよい状態 | 一度立ち止まる状態 |
|---|---|---|
| 前の仕事を辞めた理由 | 自分の言葉で書けていて、次の会社で同じことが起きにくいと分かる | まだ言葉にできていない |
| 次の会社を選んだ理由 | 仕事の進め方や人との関わり方が、自分に合うと思える | 給料・休み・通勤などの条件だけで選んでいる |
| 入社前に聞いた話 | 気になることを聞いて、答えをもらえている | 聞いていないことが多い |
| 家族 | 決める前から相談している | まだ話していない |
※面談で聞いてきた言葉をもとに、編集部で整理したものです。
焦って決めると、どうなる?
合わなくて辞めた人は、次も給料や休みといった条件で見て選び、また合わない会社を選んでしまうことがあります。20年同じ会社で続けていた人が、転職と退職を繰り返すようになることも少なくありません。
40代・50代で転職して「失敗した」と言っていた人の理由は、「話とちがった」などでした。入社前に聞いた話と、入ってからの実際が違ったということです。社内の人間関係が聞いていた話と違った、という相談もありました。気になることは、入社を決める前に聞いておきましょう。
無職の期間は、どのくらいまでなら大丈夫?
何か月までなら大丈夫、という線はありません。参考に、仕事を探している失業者が、どのくらいの期間失業しているかを見てみます。
| 失業期間 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 3か月未満 | 83万人 | 43.2% |
| 3か月〜6か月未満 | 29万人 | 15.1% |
| 6か月〜1年未満 | 25万人 | 13.0% |
| 1年以上 | 55万人 | 28.6% |
出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2025年平均」表Ⅱ-4(全年齢・失業者194万人。期間不詳などがあるため合計は一致しません)。失業期間1年以上の割合は、男性35.5%、女性20.2%です。
これは全年齢の数字で、40代だけのものではありません。
探すのがつらくなってきたら?
「どうせない」と思って探すのをやめると、時間だけが過ぎて、年齢も一つずつ上がっていきます。動かなかったことを後悔している人からは「あの時やっていれば、これくらいの年収になっていたのかもしれない」という言葉を聞いてきました。
面談で考えてもらっている問いは2つです。数年後の自分が本当に後悔しないか。思い込み(バイアス)で「40代の無職は無理」と決めつけていないか。一人で考えていると答えが出ないときは、人に話してみてください。
無職の期間は、面接でどう話す?
隠さずに短く事実を話し、「だから次はこう選んだ」につなげます。本音を隠した理由は、選考で落ちる理由の一つです。
企業は40代の無職をどう見る?
転職理由を聞くとき、企業が一番知りたいのは「うちで活躍してくれるか」です。
書類では、年齢を重ねているのに職務経歴書が薄いと、それだけでマイナスに見えてしまいます。空白を埋めようとするより、前の仕事の中身を厚くしましょう。厚くする方法は、具体的なエピソードを足すことです。何社か経験している人は、それぞれの会社で工夫したことの中身が伝わるように書きます。
転職理由の伝え方を詳しく知りたい方は、転職理由はどう伝える?もあわせて読んでみてください。
リストラや会社の都合で辞めたときは?
リストラで辞めた人は、そのまま話しています。会社の事情で辞めたことを、言い訳のように飾る必要はありません。
話したあとは、辞めてから次の仕事をどう選んだかに移ります。前の会社で工夫してきたことを一つ、具体的な場面で話せるようにしておきましょう。
自分から辞めたとき、早期退職に応じたときは?
早期退職に応じた人の場合は、「仕方ない理由があるのかどうか」が大事です。最初は理由が思いつかなくても、深掘りすると、しっかりした理由が見つかることもあります。
自分から辞めた人も同じです。選考に通った人は「家族のために選択肢を増やしたい」「成長したい」「稼ぎたい」と話していました。「給料を上げたい」も、面接でそのまま言って構いません。落ちやすいのは「楽をして給料を上げたい」「なんか飽きた」、どこの会社にも当てはまる理由、「大手だから」という理由です。
| 辞め方 | 面接での話し方 | 避けたい話し方 |
|---|---|---|
| リストラ・会社の都合 | 事実をそのまま話し、次の選び方につなげる | 言い訳のように長く説明する |
| 早期退職に応じた | 応じた理由(仕方ない理由があったか)を整理して話す | 「なんとなく応じた」で止める |
| 自分から辞めた | 本音のまま、次の会社で何をしたいかまで話す | 本音を隠す、どこにでも使える理由にする |
※面談で聞いてきた言葉をもとに、編集部で整理したものです。
面接で落ちやすいのは、どんな人?
40代を含む35歳以上で面接に落ちる人は、態度が悪い、暗い、エピソードを用意していない、のどれかに当てはまることがあります。面接の場では、前の仕事で工夫したことを明るく話せるように準備しておきましょう。
「これまでの経験をどう活かすか」は、詰まりやすい質問です。経験を一言にまとめて(抽象化して)から、次の仕事での使い方に落として(具体に落として)答えます。答え方の例は35歳以上・40代の面接で落ちる人の共通点にまとめました。
一人で探すのがつらいときは、どこに相談できる?
公的な窓口と、家族の2つに早めに話しておくと、一人で抱え込まずに済みます。
40代向けの公的な相談窓口はある?
ハローワークには、中高年層(ミドルシニア)専門窓口があります。対象は、概ね35〜59歳で、正社員での就職を希望し、これまで安定した就労経験が少ない人です。正社員の経験が少ない人、非正規の仕事が多かった人、短い仕事を繰り返してきた人などが当てはまります。長く正社員で働いてきた人は、対象外になることもあるので、窓口で確かめてください。
求人選びの相談、応募書類の作成、面接の練習などを受けられ、この窓口を利用して令和7年度に21,034人が正社員で就職したと厚生労働省は公表しています。
出典:厚生労働省「中高年層(ミドルシニア)専門窓口」(ご利用対象・支援実施状況)
失業手当がもらえないときは?
雇用保険を受給できない人や、受給が終わった人には、求職者支援制度があります。無料の職業訓練を受けながら、条件を満たせば月10万円の職業訓練受講手当などを受け取れる制度です。条件には、本人の収入が月8万円以下、世帯全体の収入が月30万円以下、世帯の金融資産が300万円以下などがあります。申込みと相談は、住所地を管轄するハローワークで受け付けています。
出典:厚生労働省「求職者支援制度について」
気持ちが落ち込んで動けないときは?
眠れない、何もする気が起きない、という状態が続くなら、仕事探しより先に心と体を休めることを考えてください。厚生労働省の「こころの耳」では、働く人とその家族向けに、電話・SNS・メールの相談窓口を案内しています。
前の会社との間でトラブルが残っている場合は、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談できます。専門の相談員が面談か電話で対応し、予約不要で、利用は無料です。
家族には、どう話す?
決める前に話しておきます。家族の理解を得られた人は、決める前の段階から家族に相談していました。反対されて動かなかった人は、そのあとも挑戦できないまま年齢を重ね、動くのが難しくなっていました。
家族からは「年収が下がるのでは」「大変なんじゃないの」と言われることがあります。そのときは、大変さは隠さずに「大変です」と答えて構いません。年収を上げるには時間がかかること、それでも挑戦できるのは今しかないことを、一緒に話してみてください。
40代の無職から、どんな仕事を選べばいい?
条件より、自分に合うかどうかで選びます。面談で見ているのは、話し方、大事にしたいこと(志向性)、これまでの経験の3つです。
条件より、何を見て選ぶ?
給料や休みに加えて、その仕事の進め方や、人との関わり方が自分に合うかを見ます。前の仕事を辞めた理由が人間関係だったのに、給料や休みの条件だけで探してしまう人がいます。辞めた理由と、次の会社を選ぶ理由は、つながっているかを確かめてください。
どの会社・業種が合うかは、人によって答えが違います。自分に向いている働き方の傾向は1分診断でも確かめてみてください。
40代・未経験でも、営業に移れる?
移れます。40代を含む35歳以上が評価されるのは、これまでの社会人経験と、信頼しやすさです。若いと不安に思われてしまう営業もあります。
ただ、向いていない人もいます。人と関わるのが嫌な人、家で仕事をしたい人、ゆったり働きたい人です。
40代を含む35歳以上・未経験で営業に移った人が最初につまずくのは、成果が出るまで耐えられるかどうかです。最初の3か月は、知識を学び、先輩から吸収する期間と考えましょう。40代・未経験の転職は40代・未経験からの転職は厳しい?で詳しくまとめています。
資格を取ってから動いた方がいい?
採用の現場で一番差がつくのは、経歴や資格ではなく転職理由です。資格のことを考える前に、まず転職理由を自分の言葉にしておきましょう。
経歴や資格に自信がない方は資格なし・経歴に自信なしでも、35歳から年収は上げられるも参考にしてください。
今週やることは?
大きな決断から始めなくて大丈夫です。今週のうちに、次の6つを順番に進めてみてください。
- 健康保険の行き先を決める:任意継続なら退職日の翌日から20日以内
- ハローワークで求職の申込みをする:離職票が届いたら持っていく
- 前の仕事を辞めた理由と、次に大事にしたいことを3行ずつ書く
- 前の仕事で工夫したことを1つ、場面つきで書く:面接と職務経歴書の両方に使える
- 家族に、今考えていることを話す:決めてからではなく、今の段階で
- 人に相談して、自分に合う仕事があるかを聞いてみる:経歴に自信がなくても、まだ何も決めていなくても大丈夫です
40代の転職全体の数字は40歳の転職と40代の転職は厳しい?、年代の近い無職の悩みは35歳で無職と50代で無職でも扱っています。
まとめ
40代で無職になっても、年齢だけで仕事が見つからなくなるわけではありません。統計で一番大きかったのは「希望する種類・内容の仕事がない」という壁で、リストラや早期退職のあと数か月で次を決め、年収を上げた40代もいました。
ただ、年齢を重ねるごとに転職が難しくなるのも事実です。あとで「あの時動いていれば」と思わないように、自分に合う仕事が残っているかだけは、今のうちに確かめておきましょう。頑張りたい気持ちがあり、合った仕事を選べれば、40代からでも働き方は変えられます。
「40代 無職」が自分の場合どうなのか、話して確かめたい方へ
よくある質問
40代で無職だと、もう正社員の仕事は見つかりませんか?
年齢だけで見つからなくなるわけではありません。総務省「労働力調査(2025年平均)」では、35〜44歳の失業者32万人のうち、仕事につけない理由に「求人の年齢と自分の年齢とがあわない」を挙げた人は1万人でした。多かったのは「希望する種類・内容の仕事がない」の8万人です。採用の現場でも、無職の期間がある40〜50代で転職が決まった人を見てきました。
40代の無職の期間は、どのくらいまでなら大丈夫ですか?
何か月までなら大丈夫という線はありません。ただ、採用の現場では2年ほど空くと厳しくなることも多くなります。リストラや早期退職のあと、2〜4か月で次の会社に入った40代の例もあります。焦って条件だけで決める必要はありませんが、探すのはやめずに続けましょう。
40代で無職になったら、最初に何をすればいいですか?
健康保険と年金の手続き、ハローワークでの求職の申込みを先に済ませます。協会けんぽの任意継続は、退職日の翌日から20日以内に手続きが必要です。手続きが済んだら、前の仕事を辞めた理由を書き出して、次の会社で避けたいことと大事にしたいことを分けておきましょう。
40代の無職の期間は、面接でどう説明すればいいですか?
隠さずに短く事実を話し、なぜこの会社を選んだのかにつなげます。リストラで辞めた人はそのまま話しています。自分から辞めた人や早期退職に応じた人は、仕方ない理由があったかどうかが大事で、深掘りすると、しっかりした理由が見つかることもあります。
40代で無職のとき、失業手当は何日もらえますか?
年齢と、雇用保険に入っていた期間、辞め方で変わります。ハローワークの所定給付日数では、解雇や退職勧奨など会社の都合で辞めた35〜44歳は90〜270日、45〜59歳は90〜330日です。自己都合などで辞めた人は、年齢に関係なく90〜150日です。
40代で無職から未経験の仕事に就くと、年収は下がりますか?
未経験で営業に移ると、1年目は下がることもあります。ただ、初年度しっかりやれば前の年収を超えられる会社も多くあります。35歳前後で見てきた転職では、固定給だけで見ると下がることが多い一方で、インセンティブで上がる人も多くいました。
- 給料が上がらず、このままでいいか迷っている方
- 未経験の仕事に移りたいが、35歳以降で大丈夫か不安な方
- 転職エージェントで紹介できる求人がないと言われた方
- 総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2025年(令和7年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2025年(令和7年)平均結果の概要」
- ハローワークインターネットサービス「基本手当の所定給付日数」
- ハローワークインターネットサービス「基本手当について」
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)高知支部「退職後の健康保険加入のご案内」
- 日本年金機構「会社を退職したときの国民年金の手続き」
- 厚生労働省「中高年層(ミドルシニア)専門窓口」
- 労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2026」第9-3-1表(元:総務省統計局「家計調査」2024年)
- 厚生労働省「求職者支援制度について」
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
- 厚生労働省「こころの耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)」
人材紹介の仕事に約5年携わり、人材紹介会社で事業部の責任者も務める。これまで数千人以上の求職者と面談。営業職への転職支援を得意とする。印象に残っているのは、営業未経験だった40代の方が転職し、3年目以降に年収2000万円を超えたこと(個人の実績で、全員が同じようになるわけではありません)。「年齢に関係なく、キャリアは変えることができる。」
プロフィール ›
執筆:35歳からの稼げる転職 編集部。採用の現場で見てきた実例と、公的な統計をもとに書いています。