年代別の悩み12分で読めます

40歳・子持ち女性の転職は厳しい?面接での残業の答え方、使える制度、移り先、条件の決め方

# 40歳・子持ち# 女性 転職# 両立
更新日 / 公開日
40歳・子持ち女性の転職は厳しい?面接での残業の答え方、使える制度、移り先、条件の決め方
まずは10秒で理解!ひとことポイント

40歳・子持ち女性の転職で一番ぶつかる壁は、ブランクと家庭との両立で、条件を全部かなえようとすると厳しくなります。国の調査では、18歳未満の子がいる母のうち、仕事をしている人は80.9%でした。面接で「残業は平気か」と聞かれたら、調整できると伝え、難しいならその仕事はやめておきます。

\ 経歴・資格は関係なし /

稼げる営業に向いてる?
1分診断

10問にタップで答えるだけ。あなたに近い人の実例も分かります

無料で診断する(1分)

名前や連絡先の入力はありません

保育園のお迎えに間に合うか。熱を出したら、誰が休むのか。面接で「お子さんは?」と聞かれたら。そう考えると、応募ボタンが押せなくなる。

40歳前後で子どもがいる方は、そんな夜を過ごしているかもしれません。

転職情報を読んで、ため息をついた方もいると思います。この先もそのまま働き続けるしかないのか。そう思うのは自然です。

厚生労働省の調査では、18歳未満の子がいる母のうち、仕事をしている人は80.9%でした(2024年)。働くこと自体は、特別なことではありません。見るべきは、どの形で働いているかです。

転職は楽ではありません。大変です。条件を全部かなえようとすれば、厳しいのも本当です。

それでも、道は選べます。この記事では、面接での伝え方、使える制度、移り先、条件の決め方に答えます。

\ 子育ての条件を伝えたうえで、話せます /
【無料】両立の条件を話してみる

40歳・子持ち女性の転職は厳しい?

厳しさの理由は、年齢のほかにもう1つ。一番ぶつかる壁が、ブランクと家庭との両立です。何を譲れないかを先に決めると、探し方が変わってきます。

パートから転職した42歳は、年収がどう変わった?

42歳・スーパーのパートから(女性・子持ち)

年収280万円が、3年目に550万円になりました。

40歳・ネイリストから

年収300万円が、2年目に520万円になりました。性別と子育て中かは確認していません。

※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。

厳しいと言われるのは、なぜ?

監修者の渡辺によると、40代の女性が仕事を探すときの壁は、ブランクと家庭との両立です。女性が稼げる仕事で感じやすい壁として、「小さい子どもがいる」「残業をまったくしたくない」も挙げています。

あなたが責められる理由はありません。

条件で選ぶと、どうなる?

面談の現場で聞く話では、合わなくて辞めた人は、条件で見て選ぶために、次も合わない会社を選んでしまいます。

だから条件は、譲れないものを1つか2つに絞ります。絞ったあとも、条件が合うことを決め手にはしません。面談で見られているのは、話し方、志向性、過去の経験です。

子どもがいる母親の働き方は、20年でどう変わった?

2004年と2024年を並べると、仕事をしている母は56.7%から80.9%に、正規の職員・従業員は16.9%から34.1%に増えました。

子どもがいる母親の、何割が働いている?

下のグラフは、18歳未満の子がいる世帯の、末子の母の仕事の状況です。母の年齢は区分されていないので、40代に限った数字ではありません。

18歳未満の子がいる世帯の母の仕事の状況。2004年は正規16.9%・非正規26.2%・仕事なし43.3%、2024年は非正規36.7%・その他10.1%・仕事なし19.1%
出典:厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」表6

仕事なしは43.3%から19.1%に減りました。

正社員かパートか、どう判断する?

国の2つの調査を並べます。

調査対象数字
国民生活基礎調査(2024年)18歳未満の子がいる母正規34.1%、非正規36.7%、その他10.1%、仕事なし19.1%
就業構造基本調査(2022年)40〜44歳の女性の雇用者年収300万円未満が64.2%。正規に限ると33.7%

出典:厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」表6(母の仕事の有無不詳を除く)、総務省統計局「令和4年 就業構造基本調査」第45表(主な仕事からの年間収入)

2つの調査は、調べた対象も年も違う数字です。40〜44歳の女性の雇用者で、年収300万円未満の割合は、全体で64.2%、正規に限ると33.7%に下がります。

この違いを、後半の条件の表では「雇用形態」の行で確かめます。正規の道を選ぶ場合も、残業免除などの制度が会社の労使協定で対象外になる点にも注意が必要です。入社前に確かめる項目は、同じ表に入れました。

年収300万円未満の詳しい数字は、40代で年収300万円以下は何割?にまとめています。

アラフォー女性の年収と転職理由は?

国の雇用動向調査(令和6年)で、転職した人の賃金の増減と、女性の前職を辞めた理由を見ます。

アラフォーが転職すると、賃金は上がる?

転職した40〜44歳(男女計)のうち、賃金が増えた人は45.9%で、1割以上増えた人は33.2%でした。変わらない人は23.7%、減った人は29.0%です。男女別の数字は、この調査の概要にはありません。

出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」表6(前職が雇用者で、調査時に在籍している転職入職者)

転職した女性は、何を理由に前の仕事を辞めている?

下の表は、転職した女性が前の仕事を辞めた理由の割合です(合計100%)。35〜39歳の高い順に並べました。

前職を辞めた理由(女性)35〜39歳40〜44歳
その他個人的理由16.6%20.3%
労働時間・休日等の労働条件15.0%12.3%
職場の人間関係12.7%8.4%
会社都合8.9%3.1%
その他(出向等)8.7%5.8%
定年・契約満了7.9%7.9%
給料等収入が少なかった7.7%15.1%
会社の将来が不安5.0%7.5%
能力・個性・資格を生かせなかった4.9%5.4%
出産・育児4.0%8.1%
仕事内容に興味を持てなかった3.7%3.8%
結婚2.9%0.4%
介護・看護1.8%0.7%

出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」表5(転職入職者の前職を辞めた理由)

35〜39歳は、「その他個人的理由」の16.6%に次いで、労働時間・休日等の労働条件が15.0%、人間関係が12.7%です。出産・育児は4.0%でした。35歳前後で子どもがいる方の実例は、確認できていません。40〜44歳は、「その他個人的理由」を除くと、給料等収入が少なかったが15.1%で最も高くなります。出産・育児は8.1%でした。

面接で「残業は平気か」と聞かれたら、どう答える?

子育て中の人が面接で聞かれるのは、「残業は平気か」です。調整できると伝えます。

監修者の渡辺によると、子育てをしていても、預けたり家族に相談したりしながら働いている人が多くいます。ただ、残業はどうしても発生しうるので、残業を0にはできません。

答える前に、何を確かめる?

事前に聞かれると分かっていれば、答えは用意できます。調整できる、と言えるのは、実際に見通しがあるときです。

調整の中身は、家族の協力でも、預け先でも、働き方でも構いません。面接の前に、誰が何曜日にお迎えに行けるかを紙に書いておくと、答えに迷いません。

見通しが立たないなら、どうする?

本当に難しい人は、その仕事はやめておいた方が良い、というのが監修者の考えです。残業ゼロを譲れない条件にするなら、その条件で探せる仕事から確かめます。

小さい子がいるとき、使える制度はある?

法律上の制度があります。使える範囲は子どもの年齢で変わり、会社の協定で対象外になる人もいる点に注意してください。

制度対象の子内容会社が労使協定で対象外にできる人
所定外労働の制限(残業免除)小学校就学前まで1回の請求につき1か月以上1年以内、回数の制限なし継続雇用1年未満の人、週の所定労働日数が2日以下の人
子の看護等休暇小学3年生修了まで子が1人なら年5日、2人以上なら年10日週の所定労働日数が2日以下の人

出典:厚生労働省「育児・介護休業法 所定外労働の制限」「子の看護等休暇」(いずれも2025年4月1日から対象を拡大)

残業免除は、会社が労使協定を結んでいれば、継続雇用1年未満の人を対象外にできる制度です。入社前に、就業規則と協定の内容を聞いておくと安心です。

\ 転職するか決まっていなくても話せます /
【無料】自分に合う働き方を聞いてみる

40代の女性は、どんな仕事に移っている?

採用の現場で見てきた例では、営業に移った40代の女性もいます。移り先ごとの水準を、国の統計で見ます。

女性は、営業で評価されやすい?

現場で聞くと、女性が評価されやすい営業は、細やかさや丁寧さが必要なものです。勢いで押す営業とは、求められるものが違います。

営業が合わないのは、人との関わりが嫌な人、家で仕事をしたい人、ゆったり働きたい人です。

営業に移ったとき、最初の壁は何?

営業に移った40代が最初に苦労したのは、見込み客をつくることでした。営業に移れば年収が上がる、という話ではありません。壁があることを知ったうえで、乗り越え方を面接で聞いておきます。

営業の向き不向きは、営業に向いている人・向いていない人の特徴で整理しています。未経験で移る手順は、40代・未経験からの転職を読んでください。

職種で、女性の給料はどのくらい違う?

国の賃金構造基本統計調査には、職種別の年収と、月の残業時間があります。年収は女性の数字、残業時間は男女計の数字で、調査の年も表も違います。年収は経験年数ごとに別の人を並べたもので、同じ人の推移ではありません。

経験年数計の列は、経験0年の人も含む全体の平均です。月の残業は6月分の平均で、会社ごとの差は分かりません。

職種年収(女性・経験年数計)経験1〜4年経験15年以上月の残業(男女計)
その他の営業523万円549万円614万円9時間
販売類似職業従事者530万円482万円664万円11時間
保険営業446万円363万円598万円1時間
総合事務員426万円379万円492万円10時間
介護職員355万円323万円391万円5時間
販売店員305万円303万円328万円8時間

出典(年収):厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種 第14表(一般労働者・女・所定内給与額×12+年間賞与で編集部が計算。残業代を含まない・年齢は問わない)

出典(月の残業):厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」職種 第1表(一般労働者・男女計・6月分の超過実労働時間数)

月の残業は、営業・販売事務従事者と訪問介護従事者がどちらも9時間でした。

経験1〜4年の時点で比べると、「その他の営業」の549万円が目立ちます。保険営業は1〜4年で363万円ですが、15年以上では598万円と開きがあります。表の数字は平均で、個人の年収を約束するものではありません。

42歳の例(3年目に550万円)は、この平均より高い個人の実績です。表は、職種ごとの水準を知るために使ってください。

ブランクがあっても、決まる?

無職の期間があっても決まる人はいますが、2年ほど空くと厳しくなることも多くあります。

仕事から離れていた期間は、どこまで許される?

無職の期間がある40〜50代でも、転職が決まった人はいます。ただ、何年なら大丈夫という線は引けません。

参考に、仕事を探している失業者の失業期間を見ます。全年齢の数字で、40代に限った数字ではありません。女性は、3か月未満が51.2%、3〜6か月未満が16.7%、6か月〜1年未満が13.1%、1年以上が20.2%でした。

出典:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2025年平均結果の概要」表Ⅱ-4(失業期間別の失業者の割合・女)

基本は在職中に動く方が良い、というのが監修者の考えです。書き方は[40代の職務経歴書](/tenshoku/articles/40dai-shokumu-keirekisho/)、決まらない時期の整理は[40代の転職が決まらないとき](/tenshoku/articles/40dai-tenshoku-kimaranai/)も読んでください。

動いた方がいい人、今は残った方がいい人は?

分かれ目は、今の会社でこれから上がり幅があるかどうかです。

動いた方がいいのは、どんな人?

今の会社でこれから上がり幅が無い人は、動いた方がいいです。

「ずっとこのままでいい」と思えるなら、無理に動く必要はありません。動かなかったことを後悔している人の言葉は、「あの時やっていれば、これくらいの年収になっていたのかもしれない」です。

今は残った方がいいのは、どんな人?

年収を下げられないほど借金やローンがある人は、残って正解です。

未経験の営業に移った場合、1年目の年収が下がる人もいます。初年度にしっかりやれば、前の年収を超えられる会社も多くあります。5年単位で考えたら、給料の合計が格段に上がるケースは十分にあるのが現場の実感です。

家族に反対されたら、どうする?

説得できた人に共通していたのは、事前からの相談でした。決まってからでは遅く、考え始めた段階で話しておきます。

反対されて動かなかった人は、その後も挑戦できず、年齢を重ねて難しくなりました。反対の理由を聞き、どの条件がそろえば応援してもらえるかを確かめてください。夫の側の不安は、夫が40代で転職したいと言ったらの逆の立場から読めます。

条件の優先順位は、どう決める?

譲れない条件を1つか2つに絞って、紙に書きます。

条件を整理する表は、どう使う?

編集部で作った整理用の表です。現場の数字ではなく、考える順番の目安として使ってください。

条件まず自分に聞くこと家族・預け先で調整できる例入社前に確かめること
残業・終業時間週に何日、何時まで働けるかお迎えの曜日を家族と分ける月の残業の目安、残業免除の運用
急な休み子の急な発熱で、何日休めるか預け先を2つ確保する子の看護休暇の取得実績
通勤・勤務地片道何分までなら続けられるか保育園のルートの途中を選ぶ勤務地の配属の決まり方
年収今より何万円上がれば動くか1年目は下がっても耐えられるか固定給の額と、上がり方
雇用形態正社員か、まず契約からでもよいか家計の最低ラインを夫婦で決める正社員への登用の条件

※編集部の整理です。公的データや現場の数字ではありません。

面接では、給料の話もしていい?

していいです。給料を上げたいという本音は、そのまま伝えて構いません。年収の話は、普通に伝えます。

転職理由は「家族のために選択肢を増やしたい」と言った人が、選考に通っていました。理由の整理は転職理由の考え方にまとめています。面接全体の流れは35歳以上の面接が参考になります。

ほかに、何を読めばいい?

40代女性の転職全般の現実は、40代の転職は厳しい?で数字を整理しています。稼げる仕事の比べ方は40代で稼げる仕事は何かで読めます。30代後半の方は37歳・スキルなしでも転職できる?が近い内容です。

今週、まず何をする?

  1. 譲れない条件を、1つか2つに絞って紙に書く
  2. 上の表の「調整できる例」を、家族と話して埋める
  3. 面接で「残業は平気か」と聞かれたときの答えを、1文で用意する
  4. 今の会社の就業規則で、残業免除と子の看護休暇の扱いを確かめる
  5. 家族に、考え始めた段階で転職の話をする
  6. 1分診断か無料の相談で、自分に合う働き方があるかを聞く

まとめ

40歳で子どもがいる女性の転職は、条件を全部かなえようとすると厳しいです。ただ、18歳未満の子がいる母の8割は働いていて、正規で働く母は2004年の2倍ほどに増えました。

数年後に後悔しないために、選択肢があるかどうかを、いまのうちに確かめておいてください。最初の一歩は、譲れない条件を紙に1つか2つ書くことです。書いたものを持って、無料の相談で話してみるのも1つの方法です。

大変なことは否定しません。それでも、子どもがいるからこのまま、と決めつけなくて構いません。選択肢は、確かめれば見えてきます。

\ 20分ほど、話すだけで大丈夫です /
【無料】条件の優先順位を一緒に整理する

\ 経歴・資格は関係なし /

稼げる営業に向いてる?
1分診断

10問にタップで答えるだけ。あなたに近い人の実例も分かります

無料で診断する(1分)

名前や連絡先の入力はありません

「40歳・子持ち」が自分の場合どうなのか、話して確かめたい方へ

\ 転職するか決まっていなくても大丈夫 /
【無料】相談を申し込む

よくある質問

40歳で子持ちの女性は、転職が厳しいですか?

監修者の渡辺は、40代の女性が仕事を探すときに一番ぶつかる壁を、ブランクと家庭との両立だと話しています。何を譲れないかを先に決めてから探します。

子持ちの面接で「残業は平気ですか」と聞かれたら、どう答えればいいですか?

子育て中の人が面接で聞かれるのが、この質問です。調整できると伝えます。ただし本当に難しい人は、やめておいた方が良いというのが渡辺の考えです。

子どもがいると、残業を断れる制度はありますか?

育児・介護休業法の所定外労働の制限(残業免除)があり、小学校就学前の子を養育する人が請求できます。ただし会社が労使協定を結んでいると、継続雇用1年未満の人は対象外にできます。転職したばかりの時期に使えるかは、入社前に確かめてください(厚生労働省)。

子持ちの40代女性は、どんな仕事に移っていますか?

採用の現場で見てきた例では、営業に移った40代の女性と、パートから転職した42歳の女性(子持ち)がいます。営業の中でも、細やかさや丁寧さが必要な仕事は、女性が評価されやすいそうです。

仕事から離れていた期間があると、決まりませんか?

無職の期間がある40〜50代でも、転職が決まった人はいます。ただし、2年ほど空くと厳しくなることも多いそうです。

家族に反対されたら、転職はあきらめた方がいいですか?

渡辺によると、家族を説得できた人は、決まってからでなく事前から相談していました。反対されて動かなかった人は、その後も挑戦できないまま、年齢を重ねて難しくなりました。反対の理由を聞き、どの条件がそろえば応援できるかを確かめてください。

35歳からの稼げる転職 の無料相談
  • 給料が上がらず、このままでいいか迷っている方
  • 未経験の仕事に移りたいが、35歳以降で大丈夫か不安な方
  • 転職エージェントで紹介できる求人がないと言われた方
\ 転職するか決まっていなくても大丈夫 /
【無料】相談を申し込む

次に読みたい記事

「年代別の悩み」の記事をもっと見る ›
渡
この記事の監修
渡辺 正悟(株式会社Jingas 代表)
人材紹介の仕事に約5年携わり、人材紹介会社で事業部の責任者も務める。これまで数千人以上の求職者と面談。営業職への転職支援を得意とする。印象に残っているのは、営業未経験だった40代の方が転職し、3年目以降に年収2000万円を超えたこと(個人の実績で、全員が同じようになるわけではありません)。「年齢に関係なく、キャリアは変えることができる。」
プロフィール ›

執筆:35歳からの稼げる転職 編集部。採用の現場で見てきた実例と、公的な統計をもとに書いています。