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「営業はやめとけ」は本当?よく言われる7つの理由を、本当と誤解に分けて判定|35歳以上・未経験向け

# 営業# やめとけ# 未経験
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「営業はやめとけ」は本当?よく言われる7つの理由を、本当と誤解に分けて判定|35歳以上・未経験向け
まずは10秒で理解!ひとことポイント

「営業はやめとけ」の理由のうち、はっきり本当なのは「数字を追う仕事」だという点です。「詰められる」「ブラック」は誤解だと監修者は見ていて、厚生労働省の統計でも営業5職種の残業は月1〜16時間でした。35歳以上・未経験から転職して、年収400万円台が2〜3年目に550万〜700万円になった人もいるので、理由ごとに自分に当てはまるかを確かめてから決めましょう。

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給料を上げたくて営業職を調べると、「営業はやめとけ」という言葉が何度も出てきます。ノルマ、詰められる、ブラック。35歳を過ぎて未経験で入るなら、なおさら気になるはずです。

この記事では、「やめとけ」と言われる理由を7つに分け、1つずつ本当の部分と誤解の部分を判定します。判定には、採用の現場で見てきたことと、厚生労働省の職種別の統計を使います。

先に断っておくと、営業職の離職率は扱いません。国の調査に職種別の離職率が無いためです。ブラックな会社を求人票で見分ける方法も、監修者に聞いても「分からない」という答えだったので書きません。

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「営業はやめとけ」は本当?7つの理由を判定すると?

はっきり本当なのは、営業が「数字を追う仕事」だという1点です。「詰められる」「ブラック」は誤解だと監修者は見ています。残りの理由は、会社や扱う商品、自分の状況によって当てはまるかどうかが変わります。

7つの理由の判定一覧は?

上位の記事でよく挙がる理由をまとめ、判定したのが次の表です。

よく言われる理由判定本当の部分誤解の部分
ノルマ・数字がきつい本当売上や契約の数字で評価される追い方は会社ごとに違い、合う会社を選べる
上司に詰められる誤解(監修者の見方)合わない会社に当たることはある営業という仕事そのものの特徴ではない
残業が多い・ブラック職種と会社による営業の平均残業は月1〜16時間で、職種ごとの幅が大きい「ブラック」は誤解だと監修者は見ている
断られ続けて心が折れる半分本当成果が出るまでの時期はつらい断られた回数より、成果が出るまでの期間の問題(早いところで3か月ほど)
給料が不安定給料の形による成果で給料が変わる仕事は、月ごとの差が出る固定給の会社に移ると、35歳前後の転職では1年目は下がることが多い。インセンティブで上がる人も多い
未経験・35歳以上は無理半分本当若い方が求められやすい社会人経験と信頼しやすさで評価される
入ってみたら話が違う本当になりうる(営業に限らない)40代・50代の転職の失敗で多いのは「話とちがった」気になる点は入社前に聞いておける

※判定は監修者(採用の現場で見てきたこと)の見方と、下の章の厚生労働省の統計によるものです。

どの理由から読めばいい?

一番不安な理由の章から読んでください。ノルマが怖い人は次の章、残業やブラックが気になる人は5つ目の章です。全部読む時間がない人は、最後の「応募する前に、何を確かめればいい?」のチェックリストだけでも使えます。

「ノルマがきつい」は本当?

本当です。営業は、売上や契約の件数で評価される仕事です。数字を追うことから逃げられる営業はありません。ここをごまかして「数字は関係ない」と言うつもりはありません。

数字が苦手でも、営業はできる?

監修者の言葉では、数字の追い方は会社によって違います。だから、数字を追うのが苦手でも、追い方が合うところを選べばやっていけます。苦手なのは数字そのものなのか、今いる会社や前にいた会社の追い方なのかを分けて考えてみてください。法人営業に絞ったきつさは「法人営業はきつい?」で扱っています。

扱う商品で、数字の重さは変わる?

変わります。安いものを大量に売る仕事だと、1万件売らないといけない場合もあるほどです。1件の値段が高いものは、成果が出るまでに時間はかかるものの、楽なこともあると監修者は話しています。商品ごとの違いは「営業に向いてる人・向いていない人」で比べました。

「やめとけ」と言われる仕事に移った人は、その後どうなった?

「やめとけ」と言われながらも転職して、数年で年収を上げた人がいます。次の3人は、採用の現場で見てきた例です。

37歳・警備から

年収420万円 → 3年目に700万円。

45歳・飲食から

年収400万円 → 3年目に650万円。

41歳・携帯ショップから

年収400万円 → 2年目に550万円。

※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。

3人に共通していることは?

3人とも、年収が上がったのは2〜3年目です。入ってすぐではありません。監修者は、稼げる仕事について「死ぬほど大変なわけではないが、すぐに稼げるわけではない」と話しています。大変さの正体は、時間がかかることです。

前の仕事は、何か関係ある?

警備・飲食・携帯ショップと、3人とも営業ではない仕事から転職しています。接客・サービス業の出身者は、第一印象の良さが強みになります。反対に苦労するのは、契約を取ることと、新しい知識を覚えることです。

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「上司に詰められる・パワハラ」は本当?

誤解だと監修者は見ています。厳しく言われるかどうかは、営業という仕事の特徴ではなく、会社によって違うことです。

パワハラの相談は、どのくらいある?

営業職だけの数字は、国の調査にありません。職種を問わない数字では、令和7年度に総合労働相談コーナーに寄せられた個別労働紛争の相談のうち、「いじめ・嫌がらせ」が55,614件で14年連続の最多でした。営業に限らず、どの職種でも起きうることです。

入った会社で詰められたら、どうすればいい?

まずは社内の人と話してください。「辞めたい」と言っていた人のうち残った人は、会社の人としっかり話していることが多いと監修者は言います。社内で解決しないときは、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談できます。予約はいらず、利用は無料です。

次の会社選びで、同じことをくり返さないには?

人間関係で辞めた人が次の会社選びで失敗しやすいのは、結局、条件で探してしまうことです。給料や休みの条件だけで選ぶと、また合わない会社に入ることがあります。監修者は、合うかどうかを話し方・志向性・過去の経験から見極めています。

「残業が多い・ブラック」は本当?データで見ると?

職種によって幅があるのが、実際の数字です。厚生労働省の「令和6年 賃金構造基本統計調査」で職種別の働く時間を見ると、営業5職種の1か月の残業時間は1〜16時間でした。金融営業(16時間)のように飲食物調理(13時間)より長い職種もあれば、短い職種もあり、営業だから一律に長いとは言えません。「ブラック」という見方は、監修者の見方では誤解です。

1か月の残業時間は金融営業16時間、車の営業15時間、飲食物調理13時間、機械器具・通信・システム営業11時間、総合事務員10時間、その他の営業9時間、販売店員8時間、保険営業1時間
出典:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計・企業規模10人以上・産業計・2024年6月分)

営業の働く時間は、ほかの仕事と比べて長い?

同じ調査の、1か月の所定内の労働時間と残業時間、平均の勤続年数を並べます。

職種所定内の労働時間(月)残業時間(月)平均の勤続年数
車の営業165時間15時間14.7年
機械器具・通信・システム営業160時間11時間13.6年
金融営業152時間16時間12.5年
保険営業141時間1時間10.8年
その他の営業161時間9時間12.7年
販売店員162時間8時間11.3年
飲食物調理168時間13時間9.2年
娯楽場等の接客員163時間7時間9.1年
介護職員(医療・福祉施設等)163時間5時間8.5年
総合事務員155時間10時間13.0年

出典:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」一般労働者 職種 第1表(男女計・企業規模10人以上・産業計)。労働時間は2024年6月分。短時間労働者と業務委託は含みません。

営業5職種の残業は1〜16時間で、職種によって幅があります。所定内と残業を足すと、営業は142〜180時間、飲食物調理は181時間です。

平均の数字では、何が分からない?

会社ごとの差は分かりません。同じ営業でも、残業の多い会社と少ない会社があります。勤続年数も今その職種で働いている人の平均で、辞めた人の数ではないので、辞めやすさまでは読み取れません。

働く時間は、入社前にどう確かめる?

面接や内定後の面談で、配属先の残業の実際を聞いてください。「話とちがった」は、40代・50代の転職の失敗で多い理由です。聞きにくいことほど、入社を決める前に聞いておきましょう。進め方は「40代の転職で失敗しないために」にまとめています。

「断られ続けて心が折れる」は本当?

半分本当です。35歳以上・未経験が最初につまずくのは、成果が出るまで耐えられるかどうかです。ただ、続く人と辞める人を分けるのは、断られた回数そのものではありません。

辞める人は、何を怖がっている?

監修者によると、辞める人は成果が出ないことを怖がりすぎています。成果が見え始めるのは、早いところで3か月くらいです。職種によってはそれより長くかかります。

監修者も、向いていないと悩んだことはある?

あります。監修者の渡辺も、自分が営業に向いているのかを悩んだ時期がありました。そのときにやったのは、試しては振り返り、やり方を変えることのくり返しでした。

最初の3か月は、何に集中すればいい?

次の2つです。

  • 知識を学ぶ(扱う商品や業界のことを覚える)
  • 先輩から吸収する(売れている人の話し方や段取りを見て、まねる)

飲食やアパレルの出身者は、営業のやり方と接客の違いに迷うことがあります。迷ったら、自己流より先輩のやり方を先にまねてください。

「給料が不安定」「未経験は無理」は本当?

どちらも、半分本当で半分は誤解です。詳しくは別の記事に任せ、ここでは判定の理由だけを書きます。

給料は、本当に不安定?

給料の形によります。固定給が決まっている形で見ると、35歳前後で転職した人の1年目の年収は下がることが多いです。一方で、インセンティブで上がる人も多くいます。給料の形ごとの違いと保障給の仕組みは「歩合制・インセンティブの営業はきつい?」で詳しく解説しています。

35歳以上・未経験は、本当に無理?

無理ではありません。若い方が求められやすいのは事実です。ただ、35歳以上はこれまでの社会人経験と信頼しやすさが評価され、若いと不安に思われる営業もあります。40代の進め方は「40代・未経験からの転職は厳しい?」を読んでください。

「やめとけ」に従った方がいいのは、どんな人?

従った方がいい人もいます。監修者が営業を勧めないのは、次のような人です。

営業そのものが合わないのは、どんな人?

監修者が挙げるのは、人との関わりが嫌な人、家で仕事をしたい人、ゆったりしたい人の3つでした。自分がどれに当てはまるかの確かめ方は、「営業に向いてる人・向いていない人」にまとめています。

今の状況から見て、移らない方がいいのは?

すでに十分な年収があり、なんとなく転職したい人は、無理に移らなくていいです。子育てなどで本当に残業が難しい人も、やめておいた方が良いと監修者は言います。調整がつけられるなら、面接で「残業は平気か」と聞かれたときに「調整できる」と伝えましょう。ただ、まったく残業しないのは難しいと考えておきましょう。

反対に、動いた方がいいのは?

今の会社で、これから給料の上がり幅が無い人です。監修者は、転職を5年単位で考えるよう勧めています。1年目だけで比べず、5年間の給料の合計で比べると、格段に上がるケースは十分にあります。

応募する前に、何を確かめればいい?

「やめとけ」の中で自分に当てはまるものは、入社前につぶしておきたいところです。応募から内定までの間に、次の7つを確かめてください。

  1. 数字の目標は何で決まり、届かなかった月はどうなるか
  2. 給料のうち、固定の部分とインセンティブの部分はいくらずつか
  3. 配属先の、1か月の残業の実際
  4. 扱う商品は何で、1件の値段はどのくらいか
  5. 入社してから最初の3か月に、何を教えてもらえるか
  6. 一緒に働く人と、面接や職場見学で話せるか
  7. 自分が一番不安な「やめとけ」の理由について、面接で聞けたか

※監修者の話(数字の追い方・単価・最初の3か月・「話とちがった」)をもとに、入社前に確かめることとして編集部がまとめたものです。

面接で、給料やノルマのことを聞いてもいい?

聞いて大丈夫です。監修者は、「給料を上げたい」という本音は面接でもそのまま言って良いと話しています。年収の話は普通に伝えて構いません。聞かずに入って「話とちがった」となる方が、ずっと困ります。

面接の準備全体は「35歳以上の面接」にまとめています。

家族に「やめとけ」と言われたら?

家族を説得できた人がやっていたのは、決める前から相談しておくことです。決めてから話すのではなく、迷っている段階から話しておきましょう。この章のチェックリストで確かめた答えを見せると、家族も判断しやすくなります。

まとめ

「営業はやめとけ」の理由を7つに分けると、はっきり本当なのは「数字を追う仕事」だという1点だけでした。「詰められる」「ブラック」は誤解だと監修者は見ていて、国の統計でも営業の残業時間はほかの職種ととびぬけて変わりません。残りの理由は、会社や給料の形、自分の状況で当てはまるかどうかが変わります。

数字の追い方が合う会社を選べば、営業はやっていける仕事です。ただ、転職の条件は年齢とともに厳しくなります。厚生労働省の「令和6年 雇用動向調査」では、55〜59歳で転職した人は賃金が減った人(36.6%)が増えた人(27.4%)を上回りました。「営業はやめとけ」と言われて見送った数年の分だけ、次に挑戦するときの年齢は上がっていきます。

「やめとけ」の一言だけで選択肢を消す前に、自分に合う営業があるかだけは確かめておきませんか。

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よくある質問

営業はやめとけと言われるのはなぜですか?

よく挙がるのは、ノルマ、上司に詰められる、残業が多い、断られ続ける、給料が不安定、未経験には無理、入ってみたら話が違う、の7つです。このうち、はっきり本当なのは「数字を追う仕事」だという点です。「詰められる」「ブラック」は誤解だと監修者は見ています。

営業は残業が多いのは本当ですか?

厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」では、2024年6月の1か月の残業時間(超過実労働時間)は、営業5職種で1〜16時間でした。飲食物調理は13時間、総合事務員は10時間です。平均なので会社ごとの差はありますが、営業だけがとびぬけて長い数字ではありません。

営業職でノルマがない会社はありますか?

営業は売上や契約の数字で評価される仕事なので、数字を追うこと自体はどの会社でもあります。ただ、数字の追い方は会社によって違います。数字を追うのが苦手でも、追い方が合う会社を選べばやっていけます。

未経験で営業に入ると、どれくらいで成果が出ますか?

早いところで3か月ほどです。ただ、扱う商品によってかなり変わります。35歳以上・未経験が最初につまずくのは、成果が出るまで耐えられるかどうかです。最初の3か月は、知識を学ぶことと先輩から吸収することに集中しましょう。

40代で未経験から営業はやめとけと言われました。本当ですか?

若い方が求められやすいのは事実です。ただ、35歳以上はこれまでの社会人経験と信頼しやすさで評価されます。若いと不安に思われる営業もあります。40代・未経験の進め方は別の記事で詳しくまとめています。

営業をやめておいた方がいいのは、どんな人ですか?

人と関わるのが嫌な人、家で仕事をしたい人、ゆったり働きたい人です。今すでに十分な年収があり、なんとなく転職したい人も、無理に移る必要はありません。子育てなどで残業が本当にできない人も、やめておいた方が良いです。

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渡
この記事の監修
渡辺 正悟(株式会社Jingas 代表)
人材紹介の仕事に約5年携わり、人材紹介会社で事業部の責任者も務める。これまで数千人以上の求職者と面談。営業職への転職支援を得意とする。印象に残っているのは、営業未経験だった40代の方が転職し、3年目以降に年収2000万円を超えたこと(個人の実績で、全員が同じようになるわけではありません)。「年齢に関係なく、キャリアは変えることができる。」
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執筆:35歳からの稼げる転職 編集部。採用の現場で見てきた実例と、公的な統計をもとに書いています。