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35歳・未経験の転職でおすすめの仕事は?30代後半が選べる8職種を3つの軸で比べる

# 35歳# 未経験# おすすめの仕事
更新日 / 公開日
35歳・未経験の転職でおすすめの仕事は?30代後半が選べる8職種を3つの軸で比べる
まずは10秒で理解!ひとことポイント

35歳・未経験で仕事を選ぶなら、①入るのに資格や経験が要るか ②入ってすぐの給料 ③35〜39歳の年収、の3つで比べます。国の統計で比べた8つの仕事のうち、資格なしで入れる仕事の中では、住宅・不動産営業を含む営業の区分が、経験0年の月給(残業代・賞与を除く)34.2万円と35〜39歳の年収の両方で一番高い数字でした。採用の現場では、35〜38歳で小売・引越し作業員・建設作業員から営業に移り、4〜5年目に年収800万〜900万円になった方がいます(年収は目安・個人の実績)。

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35歳を過ぎて、今の仕事のまま給料が上がる気がしない。違う仕事に移りたいけれど、経験のない仕事で何を選べばいいのか分からない。調べると「おすすめ職種◯選」が並んでいて、どれも良さそうに見えるし、どれも自分には無理そうにも見える。

この記事で比べるのは、30代後半が未経験で移れる8つの仕事です。国の統計とjob tagの原文を使い、同じ物差しで並べました。比べ方と選ぶ順番が分かれば、自分で絞れます。

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35歳・未経験の転職で、おすすめの仕事は?

35歳・未経験なら、①資格や経験が要るか ②入ってすぐの給料 ③35〜39歳の年収、の3つで比べます。比べた8つの仕事のうち、資格なしで入れる仕事の中では、営業(統計の「その他の営業」)が②と③の両方で一番高い数字でした。

「その他の営業」には、住宅・不動産営業のほか、MRや広告の営業なども入ります。表で候補を絞ったあと、自分に合うかを見極める順に説明します。

サイトによって「おすすめ」が違うのはなぜ?

おすすめを決める物差しが、サイトごとに違うからです。この記事では、資格の要否と入り方をjob tag(厚生労働省の職業情報サイト)の原文で、給料を賃金構造基本統計調査の数字でそろえました。

35歳を過ぎても、未経験の仕事に移れる?

移れます。35歳以上は、積んできた社会人経験と、任せて安心だと思える信頼しやすさを見られます。若いと不安に思われる営業もある、というのが採用の現場の見方です。

国の調査で、35〜39歳で転職した人の賃金が前の仕事と比べてどうなったかを並べました。

調査対象増えた人減った人
雇用動向調査(令和6年)令和6年に転職して入った人(前の勤め先で雇われていた人)45.5%24.3%
転職者実態調査(令和2年)2019年10月〜2020年9月に転職した人40.6%37.7%

出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」表6、「令和2年 転職者実態調査の概況」表13(どちらも35〜39歳。同じ職種への転職も含み、未経験の転職に限った数字ではありません)

調べた年と対象が違うので、数字は一致しません。どちらの調査でも、増えた人は減った人より多くいました。くわしくは35歳の転職は厳しい?にまとめています。

未経験で入りやすい仕事を、3つの軸で比べると?

検索上位の記事が未経験向けに挙げる職種から8つを選び、入り方・入りやすさ・35〜39歳の年収で並べました。

仕事(統計の区分)入るのに要るもの(job tagの要旨)関連資格(job tag)入る前の訓練は「特に必要ない」有効求人倍率35〜39歳の年収
電気工事士(電気工事従事者)電気工事士の資格。入社後に会社の訓練で取る道もある電気主任技術者など31.7%3.84倍727.6万円
住宅・不動産営業(その他の営業)学歴・資格は必須でない宅地建物取引士42.1%2.72倍646.8万円
プログラマー(ソフトウェア作成者)学歴・資格は必須でない。未経験は入社後に一定期間の教育基本情報技術者(入るときに有利)31.3%0.98倍636.0万円
事務(年収は総合事務員、ほかの列はjob tag「経理事務」)資格は不要。中途は経験を求める傾向日商簿記検定など―0.55倍568.4万円
トラックドライバー(大型トラック・営業用)運転免許(車の大きさで準中型〜大型)。免許取得を支援する会社が増えている中型・大型免許、フォークリフトなど37.5%2.94倍523.5万円
トラックドライバー(大型を除く・営業用)同上同上同上同上481.7万円
施設警備員(警備員)学歴・資格は不要。入社後20時間以上の新任教育警備員検定(1級・2級)39.1%3.59倍431.2万円
施設介護員(介護職員)学歴・資格は不要介護福祉士、介護職員初任者研修29.2%2.96倍414.4万円
スーパー店員(販売店員)学歴・資格は不要。パートやアルバイトが多いなし60.4%5.58倍401.9万円

出典:job tag(厚生労働省)各職業の詳細ページ(求人倍率はハローワーク求人統計 令和7年度)、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種第5表(男女計・一般労働者・企業規模10人以上。きまって支給する現金給与額×12+年間賞与で計算し、残業代を含む)。「特に必要ない」はその職業で働く人の回答の割合です。年収はどの行も統計区分の値です。

35〜39歳の年収を職種別に比べたグラフ。機械器具・通信・システム営業667.1万円、その他の営業646.8万円、ソフトウェア作成者636.0万円、総合事務員568.4万円、大型トラック運転者523.5万円、保険営業510.9万円、警備員431.2万円、介護職員414.4万円、販売店員401.9万円、飲食物調理従事者399.1万円
出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種第5表(35〜39歳・男女計。残業代を含む年収で計算)

グラフに載せた10区分の中では、機械器具・通信・システム営業が「その他の営業」より上に出ています。同じ営業でも、売るものの区分によって年収に差がある、ということです。

表で年収が一番高いのは電気工事士で、入るのに資格が要ります。35〜39歳の平均勤続年数は、表の多くの仕事で8〜14年です。表の年収は長く続けている人を多く含みます。入ってすぐの給料は、後の章「未経験で入ると、最初の給料はいくら?」の表で見られます。

営業は、未経験で入りやすい?

入るのに学歴や資格は要りません。job tagの住宅・不動産営業では、働く人の42.1%が「入る前の訓練は特に必要ない」と答えています。

営業は数字を追う仕事です。監修者の渡辺の見方では、数字を追うのは本当で、「詰められる」「ブラック」は誤解です。営業のきつさの中身は営業はやめとけと言われるのはなぜ?にあります。

ITエンジニア(プログラマー)は、35歳からでも目指せる?

目指せます。job tagでは、プログラマーは学歴や資格がなくても入れる仕事です。未経験で入った人は、会社の教育を受けてから配属され、半年から1年ほどは先輩の指導を受けながら経験を積みます。

一人前と認められるまでには3〜4年かかるといわれています。有効求人倍率は0.98倍で、表の中では事務に次いで低い数字でした。入社前後に学ぶ時間を取れるかを、先に考えておくと選びやすくなります。

ドライバー・警備は、入りやすい?

トラックドライバーになるには、運転免許が必要です。job tagによると、経験者が中途で入るケースが多い一方、免許取得を積極的に支援する企業が増えていて、採用時に免許がなくても入社後に取れば活躍できます。歩合や時間外の手当の割合が比較的大きく、輸送の形によっては深夜の運行もあります。

施設警備員は、資格がなくても入れる仕事です。入社後に、法律で決まった20時間以上の新任教育を受けます。入る前の訓練は「特に必要ない」と「1か月以下」を合わせると86.9%で、割合の出ている7つの仕事の中で一番多い回答でした(事務を除く。編集部で計算)。

介護は、資格なしで入れる?

入れます。job tagの施設介護員は、学歴や資格がなくても入れる仕事です。job tagには「介護福祉士等を取得した人の就職が多い」とあります。

入ってから資格を目指す道もあります。介護福祉士の国家試験は、介護の仕事を3年以上続け、実務者研修を終えると受けられます(社会福祉振興・試験センター)。経験年数別に見ると、介護職員の年収(残業代を除く)は経験1〜4年が329万円、15年以上が414万円でした。

電気工事は、未経験でも入れる?

電気工事の仕事には、電気工事士の資格が要ります。job tagによると、養成施設などで資格を取ってから入るか、入社後に会社の中で訓練を受けて取ります。

事務・販売は、未経験でも入れる?

事務(総合事務員)の35〜39歳の年収は568.4万円です。ただし、job tagの経理事務では中途採用に経験が求められる傾向があり、有効求人倍率は0.55倍でした。

スーパー店員は、働く人の60.4%が「入る前の訓練は特に必要ない」と答えていて、表の中で一番高い割合です。35〜39歳の年収は表の中で一番低い数字でした。今が販売や接客の仕事なら、接客で身につけた力を別の仕事で使う道も並べて比べてみてください。

ほかに候補になる仕事は?

表の8つ以外の候補も、同じ統計で並べました。

仕事(統計の区分)35〜39歳の年収経験0年の月給経験1〜4年の年収
保険営業510.9万円25.6万円416万円
タクシー運転者491.9万円30.7万円418万円
飲食物調理従事者399.1万円23.1万円308万円
電話応接事務員(コールセンターなど)390.9万円26.4万円337万円
機械器具・通信・システム営業667.1万円30.9万円494万円
車の営業639.2万円26.9万円440万円
建築技術者710.1万円29.1万円461万円
電気機械器具組立(工場の組立)453.6万円22.9万円339万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種第5表(35〜39歳の年収・残業代を含む)、第14表(経験年数別・年齢を問わない・残業代を除く)。男女計。

この記事で並べた区分の中では、タクシー運転者の経験0年の月給は、その他の営業と機械器具・通信・システム営業に次ぐ3番目の高さです。

30代後半で、未経験の仕事に移って年収を上げた人は?

採用の現場で見てきた、実際に転職が決まった方です。3人とも、販売や現場の仕事から営業に移りました。

35歳・小売から営業へ

年収500万円が、4年目に900万円になりました。

36歳・引越し作業員から営業へ

年収400万円から、5年目に900万円まで上げています。

38歳・建設作業員から営業へ

年収450万円が、4年目に800万円になりました。

※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。

営業に移った最初の3か月は、知識を学び、先輩から吸収する時期です。渡辺は、5年単位で考えたら給料の合計が格段に上がるケースは十分にある、と話しています。

資格は、入社前に取っていた?

この3人を含め、30代後半で営業に移った4人のうち、半分ほどは入社後に資格を取りました。入社前に資格を持っていなくても、営業に移れたということです。

国の調査でも、会社が転職者の給料などを決めるときに一番重視した要素は「これまでの経験・能力・知識」が53.7%で、「免許・資格」は10.7%でした(厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」)。

資格を取るまでの条件は?

表の仕事で関わる資格や教育を、取るまでの条件で並べました。

資格・教育関わる仕事取るまでの条件
宅地建物取引士住宅・不動産営業受験資格の制限なし。令和7年度の合格率18.7%
介護福祉士介護介護の仕事3年以上+実務者研修の修了で受験できる
電気工事士電気工事養成施設などで取るか、入社後に会社の中で訓練を受けて取る
普通第二種運転免許タクシー第一種免許の人を採用し、二種を取る訓練をする会社もある
準中型・中型・大型免許トラック免許取得を支援する会社が増えていて、入社後に取る道もある
新任教育(資格ではない)警備入社後に20時間以上

出典:job tag(厚生労働省)「住宅・不動産営業」「電気工事士」「タクシー運転手」「トラックドライバー」「施設警備員」、不動産適正取引推進機構「試験実施概況」、社会福祉振興・試験センター「実務経験ルート」

資格は、就きたい仕事で必須かどうかを先に確かめ、そのあとで取るかを決める順番にします。

男性・女性で、選び方は変わる?

35歳・未経験の男性は、何を基準に選ぶ?

35〜39歳の男性が前の会社を辞めた理由は、「労働時間・休日等の条件が悪い」13.5%、「給料等収入が少ない」11.8%、「会社の将来が不安」10.5%などでした(厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」表5。その他の理由を除く)。条件の選び方に気をつけないと、同じ理由でまた辞める人も多くいます。辞めた理由が休みなら休み、給料なら入ってすぐの給料から比べてください。

仕事(統計の区分)男性 経験0年の月給男性 経験1〜4年の年収男性 経験15年以上の年収
その他の営業36.9万円577万円743万円
総合事務員31.7万円521万円768万円
ソフトウェア作成者30.6万円461万円659万円
大型トラック運転者(営業用)27.7万円389万円430万円
介護職員(医療・福祉施設等)22.7万円341万円457万円
警備員22.6万円292万円381万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種第14表(男・年齢を問わない。月給は所定内給与額、年収は所定内給与額×12+年間賞与で、残業代を含みません)。職種別×年齢×男女の表は国の統計に無いため、35〜39歳の男性に限った数字ではありません。job tagの経理事務では、中途採用に経験が求められる傾向があります。

女性でも、30代後半から移れる?

移れる人はいます。30代後半の女性で、年収を上げた方の例です。

36歳・コールセンターから(女性)

年収320万円が、3年目に560万円になりました。

女性の経験1〜4年の年収(年齢を問わない・残業代を除く)は、その他の営業549万円、総合事務員379万円、介護職員323万円でした(第14表)。子育て中の人が面接で聞かれることは「残業は平気か」で、調整ができると伝えるのが渡辺の答えです。

現場の見方では、女性が評価されやすいのは、細やかさや丁寧さが求められる営業です。

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未経験で入ると、最初の給料はいくら?

経験0年の月給(残業代・賞与を除く)と、経験1〜4年・15年以上の年収を並べました。35〜39歳の年収の表とは、計算のしかたが違います。

仕事(統計の区分)経験0年の月給経験1〜4年の年収経験15年以上の年収
その他の営業(不動産セールス員などを含む)34.2万円568万円730万円
ソフトウェア作成者30.3万円451万円650万円
総合事務員27.9万円432万円618万円
大型トラック運転者(営業用)27.5万円388万円429万円
トラック運転者(大型を除く・営業用)25.7万円338万円421万円
電気工事従事者25.1万円455万円669万円
販売店員23.1万円330万円430万円
警備員22.5万円293万円379万円
介護職員(医療・福祉施設等)21.9万円329万円414万円

出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種第14表(男女計・年齢を問わない。月給は所定内給与額、年収は所定内給与額×12+年間賞与で、残業代を含みません)。経験年数ごとに別の人を並べた数字で、新卒の若い人も含みます。

経験1〜4年の年収が500万円を超えたのは、比べた区分のうち営業のみでした。

1年目の年収は、下がる?

下がることはあります。35歳前後で移った人を見てきた渡辺の見方では、固定給の部分が下がることは多いものの、インセンティブで上がる人は多くいます。

固定給で上がることが決まっているのは、同じ職種に移るときです。未経験の仕事なら、1年目で決めず、5年で受け取る給料の合計で比べてください。給料の仕組みは歩合制とはで確かめられます。

出来高払制(歩合給)で雇われて働く場合は、労働基準法第27条による、労働時間に応じた一定額の保障の対象です。厚生労働省のQ&Aでは、固定給が賃金のおおむね6割以上なら対象外で、保障の目安は平均賃金の6割程度とされています。業務委託の契約には原則として当たらないので、雇用か業務委託かは先に確かめておいてください。

未経験の仕事で、30代後半がつまずくのはどこ?

35歳以上・未経験の人が最初につまずくのは、成果が出るまで耐えられるかどうかです。辞める人は、成果が出ないことを怖がりすぎている、というのが渡辺の見方です。

成果が出るまで、どのくらいかかる?

営業なら、早いところで3か月くらいで成果が出ます。ただし、売るものによってかなり変わります。

1件の値段が高いもの(不動産など)を売る営業は、安いものを大量に売る営業より成果までに時間はかかるが、楽な面もある、というのが現場の見方です。

接客の仕事から移ると、何に迷う?

接客やサービスの仕事から移る人の強みは、第一印象の良さです。苦労するのは、契約を取ることと、新しい知識を覚えることでした。

飲食やアパレルから移った人は、営業のやり方と接客の違いに迷います。ホテルやパチンコ店などで身につけたホスピタリティは、営業で信頼をつくるときに役立ちます。

会社は、30代後半の未経験者のどこを見る?

一番差がつくのは、経歴や資格より転職理由です。選考に通った人は「家族のために選択肢を増やしたい」「稼ぎたい」と話していました。給料を上げたいという本音は、隠さず話してかまいません。

面接で詰まりやすい質問は「これまでの経験をどう活かすか」です。答え方の例は37歳・スキルなしの転職と35歳以上の面接にあります。

自分に合う仕事は、どう見極める?

求人の条件より、話し方・志向性・過去の経験から見極めます。採用の現場で面談のときに見ているのも、この3つです。営業を候補に入れるか迷ったら、次の項目に当てはまるかを数えてみてください。

  • 人と関わる仕事がしたい
  • 外に出て人に会う仕事でもいい
  • ゆったりより、頑張って働きたい
  • 頑張りたい気持ちがある
  • 前の仕事で工夫したことを、具体的な場面で話せる
  • 日曜・祝日に仕事が入り、休みが平日になっても家族と調整できる

※編集部が作ったチェックです。1〜3は監修者が営業に向いていないと見る人の特徴(人との関わりが嫌・家で仕事をしたい・ゆったりしたい)の裏返し、4は監修者が一番大事とする「頑張りたい気持ち」、5は面接で落ちる人の特徴(エピソードを用意していない)の裏返し、6はjob tag「住宅・不動産営業」の労働条件(日曜・祝日の案内があり、休日は平日に取るところが多い)です。

当てはまる項目が多いなら、営業も候補に入ります。少ない場合は、表の他の仕事も並べて比べてください。

向いていないのは、どんな人?

営業に向いていないのは、人と関わるのが嫌な人、家で仕事をしたい人、ゆったりしたい人です。逆に、数字を追うのが苦手でも、追い方が合う会社を選べば営業はやっていけます。

今の年収に十分満足していて、なんとなく転職を考えている人も、無理に移らなくていいと渡辺は考えています。

条件だけで選ぶと、どうなる?

条件で選んで合わなかった人は、次も合わない会社を選んでしまう、というのが現場の見方です。給料や休みの条件は大事です。それでも、最後は自分の話し方や経験が活きるかで決めてください。

自分に合う働き方は、1分診断でも確かめられます。

30代後半の未経験転職は、どの順番で選ぶ?

次の順番で絞ります。

  1. 今の年収と、今の会社でこれから上がる見込みを書き出す
  2. 比べる表から、資格なしで入れる仕事を2〜3個選ぶ
  3. 選んだ仕事の、経験0年の月給と経験1〜4年の年収を見る
  4. 1年目に固定給が下がっても、家計が回るかを家族と話す
  5. 自分に合うかを、話し方・志向性・過去の経験で確かめる
  6. 在職中のまま、求人と相談で選択肢を確かめる

今の会社でこれから上がり幅がない人は、動いた方がいい人です。36歳・37歳・38歳でも、選び方は変わりません。40代になってからの選び方は40代で稼げる仕事にまとめています。

在職中に探す?辞めてから探す?

基本は在職中です。厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」では、35〜39歳で転職した人の31.5%は前の会社を辞めた後、間を空けずに次の会社に入っていました。辞めてから1か月未満で入った人を合わせると61.2%です。

辞める前に知っておくことは退職の伝え方にあります。

今週やることは?

源泉徴収票の金額と、比べる表で選んだ2〜3個の仕事の経験1〜4年の年収を並べて書いてください。そのメモを持って、選択肢を一度聞いてみるのが最初の一歩です。どの会社が合うかは、相談で一緒に考えます。

まとめ

未経験の仕事は、資格の要否・最初の給料・30代後半の年収を並べて選んでください。資格がなくても入れて、入ってすぐの給料が高い仕事も、表の中にあります。

楽な道ではありません。1年目に固定給が下がることもありますし、成果が出るまで耐える時期もあります。監修者の渡辺は、家族に「大変なんじゃないの?」と聞かれたら「大変です」と答えると話しています。

それでも、挑戦できるのは今です。動かなかった人からは「あの時やっていれば、これくらいの年収になっていたのかもしれない」という言葉も聞きます。後悔しないために、自分にどんな選択肢があるかは今のうちに確かめておいてください。

経験がない仕事でも、あなたの話し方や志向性、これまでの経験に合う仕事なら大丈夫です。どの仕事が合うかまだ分からない段階でも、相談はできます。

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よくある質問

35歳・未経験の転職でおすすめの仕事は何ですか?

資格が要るか、入ってすぐの給料、35〜39歳の年収の3つで比べるのがおすすめです。厚生労働省の統計とjob tagで比べた8つの仕事のうち、資格なしで入れる仕事の中では、住宅・不動産営業を含む営業の区分が、経験0年の月給と35〜39歳の年収の両方で一番高い数字でした。どの会社が合うかは、話し方や志向性、これまでの経験によって変わります。

35歳から未経験の仕事に移っても、年収は上がりますか?

上がった人も下がった人もいます。厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」では、35〜39歳で転職した人の45.5%は前の仕事より賃金が増え、24.3%は減りました(未経験の転職に限らない数字です)。35歳前後で移った1年目は、固定給の部分は下がることが多い一方、インセンティブで上がる人も多いと監修者の渡辺は見ています。

35歳・未経験の男性におすすめの仕事は?

男性の経験1〜4年の年収(年齢を問わない・残業代を除く)を見ると、その他の営業(不動産セールス員などを含む区分)が577万円、総合事務員が521万円、ソフトウェア作成者が461万円でした(厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」第14表)。ただし、job tagの経理事務では中途採用に経験が求められる傾向があります。35〜39歳の男性が前の会社を辞めた理由は、労働時間・休日等の条件が13.5%、給料等収入が少ないが11.8%でした(令和6年 雇用動向調査)。

35歳・未経験の女性におすすめの仕事は?

厚生労働省の統計で女性の経験1〜4年の年収(年齢を問わない・残業代を除く)を見ると、その他の営業(不動産セールス員などを含む区分)は549万円、総合事務員は379万円、介護職員は323万円でした。36歳でコールセンターから仕事を変え、3年目に年収560万円になった女性もいます(年収は目安・個人の実績)。

35歳・未経験なら、資格を取ってから転職した方がいいですか?

就きたい仕事で資格が必須かを先に調べ、必須でなければ資格を取る前に動く道もあります。会社が転職者の給料などを決めるときに一番重視した要素は「これまでの経験・能力・知識」が53.7%で、「免許・資格」は10.7%でした(厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」)。資格なしで営業に入り、入社後に資格を取った人もいます。

36歳・37歳・38歳でも、未経験の仕事に移れますか?

移れます。36歳で引越し作業員から、38歳で建設作業員から営業に移った方がいます。国の統計は35〜39歳をまとめた数字で、1歳ごとの差は出ていません。年齢を重ねるほど難しくなるのは事実なので、考え始めた時点で選択肢を確かめておくのがおすすめです。

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渡
この記事の監修
渡辺 正悟(株式会社Jingas 代表)
人材紹介の仕事に約5年携わり、人材紹介会社で事業部の責任者も務める。これまで数千人以上の求職者と面談。営業職への転職支援を得意とする。印象に残っているのは、営業未経験だった40代の方が転職し、3年目以降に年収2000万円を超えたこと(個人の実績で、全員が同じようになるわけではありません)。「年齢に関係なく、キャリアは変えることができる。」
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執筆:35歳からの稼げる転職 編集部。採用の現場で見てきた実例と、公的な統計をもとに書いています。