転職理由ランキング|35〜59歳の年代別・男女別で1位はどう入れ替わる?【厚労省の統計】
厚生労働省の令和6年雇用動向調査で、35〜59歳の男性が前の会社を辞めた理由の1位は、35〜39歳が労働時間・休日、40〜44歳が人間関係(16.0%)、45歳以上が給料です。女性は5つの年代のうち3つで労働時間・休日が1位でした。自分から辞めた人に3つまで聞いた別の調査では順位が変わるので、調査ごとに分けて読みます。
給料が上がらない、職場の人間関係がしんどい、休みが取れない。そんな理由で辞めたいと思っている自分は、40代や50代として普通なのか。同じ年代の人は、実際にどんな理由で会社を移っているのか。それを確かめたくて検索した方に向けた記事です。
ここでは厚生労働省の2つの統計を使い、35〜59歳を5歳刻みで横に並べて、辞めた理由の順位がどこで入れ替わるかを見ていきます。後半は、同じ年代の人が次の会社を何で選び、どうやって探したかも、数字で並べました。
35〜59歳の転職理由ランキング、1位は何?
1位は、年代と男女で入れ替わります。定年やその他を除いた全年齢の数字は、男性の給料が10.1%、女性の労働時間・休日が12.8%、人間関係が11.7%です。
厚生労働省の令和6年雇用動向調査を5歳刻みで見ると、男性は45歳を過ぎると給料が1位になり、女性は5つの年代のうち3つで労働時間・休日が1位です。給料は男女とも、どの年代でも3位以内に入っています。
5つの年代を横に並べると、順位はどうなる?
年代ごとの1位から5位を、左から年齢順に並べました。数字は、転職した人のうちその理由で前の会社を辞めた人の割合(%)です。
| 順位 | 35〜39歳 | 40〜44歳 | 45〜49歳 | 50〜54歳 | 55〜59歳 |
|---|---|---|---|---|---|
| 男性1位 | 労働時間 13.5 | 人間関係 16.0 | 給料 14.3 | 給料 9.5 | 給料 9.0 |
| 男性2位 | 給料 11.8 | 給料 10.5 | 人間関係・将来不安 各10.0 | 人間関係・労働時間 各8.7 | 将来不安 6.1 |
| 男性3位 | 将来不安 10.5 | 将来不安 10.2 | (2位が同率) | (2位が同率) | 人間関係・労働時間 各5.9 |
| 男性4位 | 人間関係 8.7 | 労働時間 7.6 | 労働時間 8.3 | 将来不安 6.5 | (3位が同率) |
| 男性5位 | 能力 7.9 | 仕事内容 6.1 | 仕事内容 7.1 | 能力 4.0 | 能力 4.8 |
| 女性1位 | 労働時間 15.0 | 給料 15.1 | 労働時間 15.3 | 労働時間 11.2 | 人間関係 13.0 |
| 女性2位 | 人間関係 12.7 | 労働時間 12.3 | 給料 12.5 | 人間関係 10.5 | 労働時間 9.2 |
| 女性3位 | 給料 7.7 | 人間関係 8.4 | 人間関係 10.0 | 給料 5.5 | 給料 6.7 |
| 女性4位 | 将来不安 5.0 | 出産育児 8.1 | 将来不安 7.7 | 能力 4.7 | 将来不安 6.3 |
| 女性5位 | 能力 4.9 | 将来不安 7.5 | 能力 4.9 | 将来不安 4.2 | 仕事内容 2.7 |
出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」表5 転職入職者が前職を辞めた理由別割合。「給料」は給料等収入が少なかった、「労働時間」は労働時間・休日等の労働条件が悪かった、「将来不安」は会社の将来が不安だった、「人間関係」は職場の人間関係が好ましくなかった、「能力」は能力・個性・資格を生かせなかった、「仕事内容」は仕事の内容に興味を持てなかった、「出産育児」は出産・育児。「その他の個人的理由」「その他の理由(出向等を含む)」「定年・契約期間の満了」「会社都合」を除いて編集部が順位をつけています。
男性の1位は「労働時間→人間関係→給料」と、40歳と45歳の2か所で入れ替わります。女性は労働時間・休日が軸で、40〜44歳だけ給料、55〜59歳だけ人間関係が上に来ます。
このランキングは、誰に何を聞いた数字?
雇用動向調査は、5人以上の常用労働者がいる全国の事業所を抜き出し、令和6年の1年間にそこへ入った人に、本人が書く調査票で答えてもらう調査です。この表は、そのうち前の勤め先でも雇われていて、調査の時点でその事業所に在籍している転職者が対象です。
辞めた理由は1人1つだけ選ぶ形なので、各年代の合計が100%になります。選択肢には「定年・契約期間の満了」や「会社都合」もあり、自分から辞めた人だけの数字ではありません。
「その他」や定年を除いて数えたのは、なぜ?
「その他の個人的理由」は男女とも15.6〜27.3%あり、多くの年代で一番大きな数字です。ただ、中身が分からないので、何に不満があったかの順位には入れていません。55〜59歳の男性は「その他の理由(出向等を含む)」も29.0%あります。
定年・契約期間の満了と会社都合は、本人が選んだ理由ではないため外しました。男性の会社都合は、35〜39歳の4.5%に対し、55〜59歳は10.9%です。
この記事で扱わない数字は?
民間の転職サービスが自社の会員に聞いたランキングは、調べ方が公的統計と違うため、ここでは順位を並べません。34歳以下と60歳以上、職種別の転職理由も扱いません。転職者実態調査には年齢と男女を掛け合わせた表が無いので、そちらは男女を分けずに紹介します。
男性は、何歳で何が1位に入れ替わる?
男性は、35〜39歳は労働時間・休日、40〜44歳は人間関係、45歳から先は給料が1位です。3つの理由を年代ごとに並べると、入れ替わる場所が見えます。
30代後半の男性は、何で辞めている?
35〜39歳の男性で一番高いのは、労働時間・休日などの条件の13.5%です。給料11.8%、会社の将来が不安10.5%が続きます。労働時間・休日が1位になるのは、35〜59歳の男性ではこの年代だけです。
40代前半の男性だけ、人間関係が1位?
40〜44歳の男性は、職場の人間関係が16.0%で1位です。前後の35〜39歳(8.7%)、45〜49歳(10.0%)と比べても、この年代だけが高くなっています。理由までは統計に出ていないので、ここでは数字の入れ替わりだけを示します。
人間関係で辞めたい人が次の会社でどう考えるかは、このあとの「人間関係が理由なら、次の会社で何を確かめる?」を読んでください。
45歳を過ぎると、給料が1位のまま続く?
45〜49歳で給料が14.3%と1位になり、50〜54歳、55〜59歳でも1位のままです。ただ、割合は45〜49歳が一番高く、50代は9%台に下がります。
50代では、ほかの理由の割合が大きいのが特徴です。55〜59歳の男性は、会社都合が10.9%、出向などを含むその他の理由が29.0%で、本人の不満とは別の理由で辞めた人の割合が大きくなります。
前の年から増えた理由は?
「その他の個人的理由」を除くと、前の年から一番大きく上がったのは、男性は「会社の将来が不安だった」の2.2ポイント、女性は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」の1.7ポイントでした。男性の将来不安は、年代別では35〜49歳で10%台、50代で6%台にとどまります。
女性は、どの年代で順位が変わる?
女性は、35〜39歳、45〜49歳、50〜54歳の3つの年代で労働時間・休日が1位です。入れ替わるのは40〜44歳(給料)と55〜59歳(人間関係)の2か所です。
40代前半の女性だけ、給料が1位なのは?
40〜44歳の女性は、給料等の収入が15.1%で1位でした。35〜39歳の7.7%から倍近くに上がり、45〜49歳でも12.5%で2位に残ります。出産・育児を理由にした人も8.1%いて、45〜49歳になると0.3%まで下がります。
50代後半の女性は、人間関係が1位?
55〜59歳の女性は、職場の人間関係が13.0%で1位です。50〜54歳の10.5%より高く、男性の55〜59歳(5.9%)の2倍以上あります。面談で50代女性の話を聞いても、辞めたい理由に特定の偏りは見られません。人によって理由はばらばらです。
40代で動いて年収を上げた女性は?
現場では、40代で仕事を変えて年収を上げた女性を見てきました。そのうちの1人を紹介します。
年収360万円 → 3年目に580万円。
※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。
辞めた理由ごとに、次の会社で何を確かめる?
辞めた理由と同じ物差しで、次の会社を確かめます。理由ごとに、現場で見てきたことを並べました。
給料が理由なら、次の会社で何を確かめる?
確かめるのは、入ったあとの給料の決まり方です。現場では、35歳前後で移った人の1年目は、固定給が決まっている形だと下がることが多いと見てきました。一方で、インセンティブで上がる人は多く、固定給のまま上がるのは同じ職種に移るときです。
現場で見てきた方から、年代の違う3人の年収の変化を載せます。3人の辞めた理由までは載せていません。
年収330万円 → 3年目に550万円。
年収400万円 → 2年目に550万円。
年収500万円 → 2年目に580万円。
※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。
50代で決まる人には、営業の経験がある人が多くなります。そのうえで一番大事なのは、頑張りたい気持ちがあることです。
給料は1〜2年でなく、5年単位の合計で比べます。未経験で営業に移ると1年目は下がることもありますが、初年度にしっかりやれば前の年収を超えられる会社も多くあります。今の会社でこれから上がり幅が無いなら、動いた方がいいというのが現場の考え方です。今の会社で上がるかどうかの見分け方は、給料が上がらないのはなぜ?にまとめています。
人間関係が理由なら、次の会社で何を確かめる?
人間関係で辞めた人が次でつまずくのは、結局、条件で探しているところです。人間関係がつらくて辞めたのに、給料や休みで次を選ぶと、同じつらさにまたぶつかります。
一方、辞めたいと言いながら残った人は、会社や社員としっかり話していました。動く前に、不満を伝えて変わる見込みがあるかを確かめるのも一つの手です。面接での話し方は転職理由が人間関係のときにまとめています。
労働時間・休日が理由なら、次の会社で何を確かめる?
子育て中の人が面接で聞かれるのは「残業は平気か」です。調整ができるなら、そのまま伝えて構いません。ただ、残業をまったくしないのは難しく、うまくいくのは家庭と仕事の調整をつけられる人です。
次の会社を見る前に、家庭とどこまで調整できそうかを考えておくと、この質問にも答えやすくなります。
評価が理由なら、次の会社で何を確かめる?
このあと紹介する転職者実態調査では、自分から辞めた45〜49歳の24.2%が「能力・実績が正当に評価されない」を理由に挙げています。現場で見てきた教員や公務員から移った人も、出発点は「頑張っても変わらない」ことへの不満でした。次の会社では、頑張った分が何で評価され、どう給料に返るかを確かめます。評価のされ方を変えたい人の伝え方は、転職理由「キャリアアップ」はOK?を読んでみてください。
会社の将来不安が理由のときに、次の会社で何を確かめればよいかは、現場で確かめた材料がないので書いていません。
自分から辞めた人に3つまで聞くと、順位は変わる?
はい、変わります。厚生労働省の「令和2年 転職者実態調査」は、自分の都合で辞めた人に理由を3つまで聞いた調査です。この調査だと、1位は35〜39歳が会社の将来不安、50〜54歳が人間関係、55〜59歳が仕事内容になります。
2つの調査は、どこが違う?
雇用動向調査と転職者実態調査は、どちらも厚生労働省の統計ですが、年も対象も聞き方も違います。数字どうしを直接比べず、それぞれの中での順位として読んでください。
| 比べる点 | 雇用動向調査 表5 | 転職者実態調査 表16 |
|---|---|---|
| いつの数字 | 令和6年(2024年)の1年間に入った人 | 令和元年10月〜令和2年9月に入った人(令和2年10月1日現在) |
| 対象 | 5人以上の事業所に入った転職者(前職も雇用者で、調査時に在籍) | 5人以上の事業所のフルタイムの転職者のうち、自分の都合で辞めた人 |
| 集めた人数 | 入職者59,412人を集計(転職者以外も含む) | 個人調査の有効回答5,530人 |
| 聞き方 | 辞めた理由を1つだけ。定年・会社都合も選べる | 自分の都合で辞めた理由を3つまで |
| 合計 | 100%になる | 100%を超える |
| 男女別 | 年代×男女で出ている | 年代×男女の表は無い |
出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」調査の概要・表5の注、「令和2年 転職者実態調査の概況」調査の概要・表16の注
35〜59歳を並べると、各年代の1位は?
転職者実態調査の数字を、同じように年代を横に並べました。3つまで選べるので、1つの理由が20〜30%台になります。
| 辞めた理由(3つまで) | 35〜39歳 | 40〜44歳 | 45〜49歳 | 50〜54歳 | 55〜59歳 |
|---|---|---|---|---|---|
| 会社の将来に不安 | 29.1 | 23.3 | 19.6 | 21.8 | 17.3 |
| 労働条件(賃金以外) | 25.9 | 29.1 | 29.2 | 26.3 | 24.5 |
| 満足のいく仕事内容でない | 25.0 | 29.1 | 20.9 | 26.6 | 26.2 |
| 賃金が低い | 22.9 | 19.5 | 26.1 | 17.0 | 25.3 |
| 人間関係がうまくいかない | 18.0 | 20.5 | 21.0 | 31.9 | 22.1 |
| 能力・実績が正当に評価されない | 17.6 | 13.0 | 24.2 | 17.9 | 18.5 |
| 安全や衛生などの職場環境 | 9.4 | 15.7 | 9.1 | 21.4 | 5.9 |
| 他によい仕事があった | 16.3 | 15.3 | 14.3 | 8.6 | 20.6 |
出典:厚生労働省「令和2年 転職者実態調査の概況」表16 自己都合による離職の理由別転職者割合(3つまでの複数回答、%)。太字は各年代で一番高い数字(「その他」を除く)。35〜39歳の「他によい仕事があった」16.3は、概況PDFの表16の35〜39歳の行で列の位置を確かめた数字です。50〜54歳は「その他」も26.4%あります。
雇用動向調査と比べて、どこで順位がずれる?
雇用動向調査(男性)と転職者実態調査(男女計)で一番ずれるのは、給料の位置です。雇用動向調査では男性の45歳以上で1位でしたが、転職者実態調査の「賃金が低い」は、どの年代でも1位になっていません。最も高い45〜49歳でも26.1%で、労働条件(29.2%)に次ぐ2位です。
一方で、雇用動向調査とは言い方が違う項目が上に来ます。45〜49歳は「能力・実績が正当に評価されない」が24.2%で、40〜44歳の13.0%から上がります。55〜59歳は「他によい仕事があった」が20.6%で、50〜54歳の8.6%の2倍以上でした。
そもそも、自分から辞めた人は何割?
同じ調査の表15で、前の会社を辞めた主な理由が「自己都合」だった人は、35〜39歳で83.7%、55〜59歳で63.7%です。年代が上がるほど、自分の都合以外で辞めた人が増えます。
55〜59歳では、倒産・整理解雇・人員整理による勧奨退職が11.8%、早期退職優遇制度などが5.1%、出向が6.8%でした。リストラや早期退職で辞めた人の話し方は、45歳でリストラされたときを参考にしてください。
同じ年代の人は、次の会社を何で選び、どう探した?
次の会社を選んだ一番の理由は、40歳以上では「自分の技能・能力が活かせる」が上位で、35〜39歳は労働条件が1位です。探し方は50代からハローワーク等の公的機関が1位になり、賃金が増えた人は54歳まで減った人より多くなります。
次の会社を選んだ決め手は、年代で変わる?
転職者実態調査の表21-2で、今の勤め先を選んだ「一番の理由」を見ると、35〜39歳は労働条件(賃金以外)がよいが20.4%で1位でした。40〜44歳と50歳以上では、技能・能力が活かせるが1位になり、55〜59歳では31.0%まで上がります。この表は自分の都合で辞めた人に限らず、転職者全員の数字です。
辞めた理由のランキングでは給料が上位なのに、「賃金が高い」を一番の決め手にした人は少数でした。辞めた理由と選んだ理由は別の質問なので、ここでは数字を並べるだけにします。3つまで選んだ場合の数字は転職理由の例文で紹介しています。
どうやって次の会社を探した?
同じ調査で、今の会社に入るまでに使った方法(複数回答)のうち、上位3つを年代別に並べました。
35〜49歳は求人サイトなどが一番高く、50代になるとハローワーク等の公的機関が一番になります。知人や友人のつながりは、どの年代でも24〜28%台で大きくは変わりません。
上位3つのほかでは、出向・前の会社のあっせんが35〜39歳の5.5%に対して55〜59歳は15.7%でした。民間の職業紹介機関は10.4〜16.4%、企業のホームページは10.4〜15.9%で、年代による差は小さめです。
転職して賃金は上がった?
雇用動向調査の表6で、転職した人の賃金が前の会社と比べてどう変わったかを年代別に並べました。
| 年代 | 増えた | 減った |
|---|---|---|
| 35〜39歳 | 45.5% | 24.3% |
| 40〜44歳 | 45.9% | 29.0% |
| 45〜49歳 | 46.4% | 23.8% |
| 50〜54歳 | 39.0% | 28.2% |
| 55〜59歳 | 27.4% | 36.6% |
出典:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概要」表6 転職入職者の賃金変動状況(男女計。前職が雇用者で調査時に在籍している人)
54歳までは増えた人が減った人より多く、55〜59歳で逆転するのがこの表の要点です。
ランキングを見たあと、自分の理由はどう使う?
自分の理由を表の言葉に置きかえ、自分の年代の列で順位を見ます。そのうえで、次の会社を選ぶ物差しを辞めた理由とそろえます。
今週やることを順番に並べると?
- 辞めたい理由を、表の言葉(給料・人間関係・労働時間・将来不安・仕事内容・評価)のどれかに当てはめる
- 自分の年代と性別の列で、その理由が何位かを見る
- その理由が、上司や会社と話せば変わる見込みがあるかを確かめる
- 今の会社で、この先いくらまで給料が上がるかを調べる
- 3年後も同じ理由で辞めたくなっていそうかを考える
- 次の会社を選ぶ基準を、辞めた理由と同じ物差しで1行に書く
- 動くと決めたら、在職中のうちに次を探し始める
3〜5がどれも「変わらない」なら、次を探し始めることを考えてみてください。引き止めで「給料を上げる」と言われたときも、本当に良くなるなら残り、3年後にまた辞めたくなるなら辞める、で決めます。
面接では、辞めた理由をどう話す?
本音の理由は、そのまま使って構いません。通る言い方の原則は転職理由の伝え方に、本音別の例文は転職理由の例文で読めます。
40代・50代の辞めたい気持ちを整理したいときは?
年代ごとの判断の仕方は別の記事にしています。40代なら40代で仕事を辞めたいと思ったら、50代なら50代で仕事を辞めたいときの判定を読んでみてください。
まとめ
35〜59歳の転職理由ランキングは、年代と男女で1位が入れ替わります。男性は労働時間・休日、人間関係、給料の順に1位が移り、女性は労働時間・休日を軸に40〜44歳で給料、55〜59歳で人間関係が上に来ます。自分から辞めた人に3つまで聞くと、将来不安・仕事内容・評価が前に出てくるのも違いの1つです。どの理由も、あなたの年代では珍しいものではありません。
雇用動向調査では、転職で賃金が増えた人は54歳までは減った人より多く、55〜59歳で逆転します(増えた27.4%・減った36.6%)。大変さはあっても、挑戦できるのは今しかありません。
選び方に気をつけないと、同じ理由でまた辞めることも少なくありません。だから次は、辞めた理由と同じ物差しで選びます。
あなたに合った仕事なら、大丈夫です。合うかどうかは、条件より話し方・志向性・これまでの経験で見極めます。後悔しないために、自分に合う仕事があるかだけでも、今のうちに確かめておきませんか。
「転職理由 ランキング」が自分の場合どうなのか、話して確かめたい方へ
よくある質問
40代の転職理由で一番多いのは何ですか?
厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」で、「その他」や定年・会社都合を除いて数えると、男性は40〜44歳が職場の人間関係(16.0%)、45〜49歳が給料等の収入(14.3%)で1位です。女性は40〜44歳が給料等の収入(15.1%)、45〜49歳が労働時間・休日等の条件(15.3%)で1位です。
50代の転職理由ランキングの1位は何ですか?
同じ調査で、男性は50〜54歳・55〜59歳とも給料等の収入が1位です(9.5%・9.0%)。女性は50〜54歳が労働時間・休日等の条件(11.2%)、55〜59歳が職場の人間関係(13.0%)で1位です。自分から辞めた人に3つまで聞いた「令和2年 転職者実態調査」では、50〜54歳の1位は人間関係(31.9%)でした。
調査によって転職理由ランキングの順位が違うのはなぜですか?
調べた年、対象、聞き方が違うからです。雇用動向調査は転職した人に辞めた理由を1つだけ聞き、定年や会社都合も選択肢に入っています。転職者実態調査は自分の都合で辞めた人だけに3つまで聞いています。民間の転職サービスのランキングは各社が独自に集めたアンケートで、これも別の数字です。
給料が理由で転職するのは珍しいですか?
珍しくありません。雇用動向調査では、給料等の収入は35〜59歳の男女とも、5つの年代すべてで3位以内に入っています。面接でも「給料を上げたい」はそのまま伝えて構いません。言い方は転職理由の伝え方の記事で詳しく紹介しています。
転職した人は、次の会社を何で選んでいますか?
厚生労働省「令和2年 転職者実態調査」で今の勤め先を選んだ一番の理由を見ると、「自分の技能・能力が活かせる」が40〜44歳・50〜54歳・55〜59歳で1位です。55〜59歳では31.0%でした。「賃金が高い」を一番に挙げた人は、35〜59歳のどの年代でも3.5〜10.5%です。
50代は、どうやって次の会社を探していますか?
同じ調査で、50〜54歳と55〜59歳はハローワーク等の公的機関を使った人が最も高く、45.1%と39.9%でした。35〜49歳は求人サイト・求人情報誌などが最も高くなっています。55〜59歳は前の会社の紹介(出向・あっせん)も15.7%あります。
- 給料が上がらず、このままでいいか迷っている方
- 未経験の仕事に移りたいが、35歳以降で大丈夫か不安な方
- 転職エージェントで紹介できる求人がないと言われた方
人材紹介の仕事に約5年携わり、人材紹介会社で事業部の責任者も務める。これまで数千人以上の求職者と面談。営業職への転職支援を得意とする。印象に残っているのは、営業未経験だった40代の方が転職し、3年目以降に年収2000万円を超えたこと(個人の実績で、全員が同じようになるわけではありません)。「年齢に関係なく、キャリアは変えることができる。」
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執筆:35歳からの稼げる転職 編集部。採用の現場で見てきた実例と、公的な統計をもとに書いています。