転職理由「キャリアアップ」はOK?35歳以上が中身を具体化する言い換えと例文
転職理由が「キャリアアップ」でも問題ありません。厚労省の調査では、自分の都合で辞めた45〜49歳の26.1%が「賃金が低かった」、24.2%が「能力・実績が正当に評価されない」を理由に挙げています。35歳以上は年収・任される範囲・身につけたい力のどれを上げたいかを1つ決め、今の会社で上がらない事実と裏づけの経験を添えて話しましょう。
今の会社にいても、この先の年収や立場が大きく変わる気がしない。だから次はキャリアアップしたい。
ところが面接用に言葉にしようとすると、「キャリアアップのため」以上の中身が出てこない。35歳を過ぎた自分が言っても、ありきたりに聞こえるのではないか。そう迷っていませんか。
この記事が扱うのは、「キャリアアップしたい」「年収を上げたい」「成長したい」という前向きな理由の中身の作り方です。何を上げたいのかを1つに決め、面接で話せる形にするまでを順に説明します。職種別(ITや企画など)の例文と、業界ごとの年収相場は、確かな材料がないので扱いません。
転職理由「キャリアアップ」は、そのまま使っていい?
使って大丈夫です。足りないのは言葉ではなく中身で、「年収」「任される範囲」「身につけたい力」のどれを上げたいのかを1つ決めると、話せる理由になります。
本音を隠してきれいな言葉にする必要はありません。伝え方の原則(本音のまま話してよい理由、面接官が転職理由から読み取ること)は転職理由はどう伝える?にまとめています。ここでは「キャリアアップ」の中身づくりに絞ります。
「キャリアアップしたい」だけだと、面接官には何が足りない?
足りないのは「何を」「なぜ今」「なぜこの会社で」の3つです。「キャリアアップしたい」は、どの会社の面接でも同じように言えてしまいます。採用の現場でも、その会社である必要が見えない「どこにでも使える理由」は、落ちる理由のひとつでした。
言葉そのものが悪いわけではありません。中身が空のまま出すと、聞く側は「結局、何がしたい人なのか」を判断できないのです。
「キャリアアップ」と「スキルアップ」は、どう違う?
一般には、キャリアアップは年収や立場など働き方の段を上げること、スキルアップは身につける力を増やすことを指します。上位の解説では、役職が上がる「縦」と、仕事の幅が広がる「横」に分ける説明もあります。
ただ、面接で言葉の定義を説明する必要はありません。大事なのは、あなたが上げたいものが具体的かどうかです。この記事では両方をまとめて「上げたいもの」として扱います。
「キャリアアップ」の中身は、何に分けられる?
上げたいものは、だいたい次の5つのどれかに入ります。自分に一番近い行を1つ選んでください。
| 上げたいもの | 面接で聞かれやすいこと | 裏づけに使う経験 | 応募先で確かめること |
|---|---|---|---|
| 年収 | 何のために、どれくらい上げたいか | 工夫して数字や結果を出したこと | 給料の決まり方(固定給か、成果で変わるか) |
| 任される範囲 | 今の会社で何ができないのか | 指示を待たずに自分で動いたこと | 入社後に任される仕事と、その時期 |
| 身につけたい力 | なぜその力が要るのか | その力の手前まで来ている経験 | 教わる仕組みがあるか |
| 仕事の中身(職種) | 今の仕事のどこが次に活きるか | 次の仕事と重なる場面 | 未経験から入った人がいるか |
| 評価のされ方 | 何を評価してほしいのか | 頑張っても変わらなかった事実 | 何で評価が決まるか |
※面接で聞かれやすいことは、この記事で整理した目安です。会社や職種によって違います
2つ以上当てはまる人も多いはずです。それでも面接では、一番上げたいものを1つ前に出す方が伝わります。残りは「それに加えて」と短く足せば十分です。
キャリアアップで動いた35歳以上は、何を上げていた?
35歳を過ぎてから仕事を変え、年収を上げた人は実際にいます。国の調査でも、「給料」や「評価」を理由に辞めた人は年齢を問わず一定の割合でいます。キャリアアップは、35歳以上にとっても珍しい動機ではありません。
35歳を過ぎて年収を上げた人はいる?
実際に転職して年収を上げた人の中から、前職の違う3人を挙げます。
年収450万円 → 3年目に850万円。
年収450万円 → 3年目に700万円。
年収380万円 → 3年目に650万円。
※採用の現場で見てきた例です。年収は目安で、転職後の年数は人によって違います。個人の実績であり、全員が同じようになるわけではありません。
3人の前職は、営業・システムエンジニア・事務とばらばらです。共通しているのは、30代後半で動き、3年目の年収が上がっている点です。前職がばらばらでも年収を上げた人がいる、という事実は覚えておいてください。
「給料」「評価」「経験」を理由に辞めた人は、何%いる?
厚生労働省の「令和2年 転職者実態調査」で、自分の都合で前の会社を辞めた人の理由(3つまで選ぶ)から、キャリアアップに近い3つを、35〜39歳と45〜49歳で並べました。
※3つまで選べる質問なので、合計は100%になりません。理由ごとに別の人が答えた割合で、同じ人の理由の内訳ではありません
グラフにない40〜44歳と50〜54歳も含めて、4つの年代を表にしました。
| 年齢 | 賃金が低かった | 能力・実績が正当に評価されない | いろいろな会社で経験を積みたい |
|---|---|---|---|
| 35〜39歳 | 22.9% | 17.6% | 15.9% |
| 40〜44歳 | 19.5% | 13.0% | 12.0% |
| 45〜49歳 | 26.1% | 24.2% | 8.6% |
| 50〜54歳 | 17.0% | 17.9% | 8.1% |
出典:厚生労働省「令和2年 転職者実態調査の概況」表16 自己都合による離職の理由別転職者割合(3つまで複数回答)
「賃金が低かった」と「評価されない」は、どの年代でも1〜2割台あります。年代ごとの上下はまちまちで、年齢とともに一方向に動いてはいません。
このデータから、自分の理由はどう読み取ればいい?
年代で違いがはっきりしているのは、「いろいろな会社で経験を積みたい」だけです。35〜39歳の15.9%から、40〜44歳12.0%、45〜49歳8.6%、50〜54歳8.1%と、年代が上がるほど低くなっています。なぜそうなるのかは調査に書かれていないので、理由までは決めつけられません。
自分の理由がどれに近いかを確かめる目安として使ってください。「評価されない」が一番近いなら、上の表の「評価のされ方」の行から中身を作ります。辞めた理由の年代別ランキングは転職理由ランキングにあります。
「年収を上げたい」が中身なら、そのまま言っていい?
言って大丈夫です。採用の現場では、「稼ぎたい」と伝えて選考に通った人がいます。年収の話も、面接では普通に伝えて構いません。
落ちやすいのは、「楽をして給料を上げたい」と聞こえる場合です。上げたい理由と、上げられると思える根拠をセットにして話しましょう。
どこまで具体的に言えば伝わる?
次の3つがそろうと、「年収を上げたい」が具体的になります。
- 今の会社での上がり幅:このまま勤めると、何年でどこまで上がる見込みか
- 上げたい理由:家族のため、選択肢を増やすため、など
- 上げられる根拠:前の仕事で工夫して結果を出した経験
1つ目は、事実で話せるようにしておくことが大事です。今の会社で「これから上がり幅が無い」人は、動いた方がいい人です。給料が上がらない仕組みの見分け方は給料が上がらないのはなぜ?で詳しく扱っています。
年収で上げるなら、どんな上がり方を選ぶ?
年収の上がり方は、移る先の給料の仕組みで変わります。上がり方ごとに、1年目の年収の傾向を並べました。
| 上がり方 | 1年目の年収 | 上がるきっかけ | 面接で話すと伝わること |
|---|---|---|---|
| 同じ職種に固定給で移る(35歳前後の例) | 固定給で上がるのはこの場合 | 入社時の条件 | 今の経験をそのまま使えること |
| 別の職種に固定給で移る(35歳前後の例) | 下がることが多い | 入社後の評価(目安) | 何年で前の年収に戻すつもりか |
| インセンティブ(成果に応じた給料)のある仕事に移る | 成果しだいで上がる人は多い | 自分の成果 | 成果を出すために何をするか |
※「1年目の年収」の列は採用の現場で見てきた35歳前後の傾向で、ほかの列はこの記事で整理した目安です。会社ごとに給料の決まり方は違うので、応募先では固定給と成果の部分の割合を確かめてください
キャリアアップを年収で考えるなら、1年目だけで判断しないことです。未経験で営業に移った場合でも、初年度しっかり成果を出せば前の年収を超えられる会社も多い、というのが現場の見方です。
1年目に下がるなら、キャリアアップとは言えない?
言えます。転職は1〜2年ではなく、5年単位で考えるのがおすすめです。上の3人のように、3年目で大きく変わる人もいます。
面接では「1年目は下がっても、3年目にはここまで上げたい」と、期間と目標をセットで話せば十分です。目先の額ではなく、何年でどうなりたいかを語れる人の方が、キャリアアップの理由に筋が通ります。
何のために上げたいかは、本音でいい?
本音でかまいません。選考に通った人の言い方に「家族のために選択肢を増やしたい」があります。子どもの進学、住宅、親のこと。何のためかを一言添えると、上げたい理由に筋が通ります。
「年収を上げたい」の使い回せる例文は転職理由の例文にあります。自分の中身から例文を組み立てる手順は、この記事の後半の章です。
「成長したい」は、何が成長すれば言い切れる?
「成長したい」も、選考に通った人が使っていた言い方のひとつです。ただ、「キャリアアップ」と同じで、何が成長するのかを言わないと中身が伝わりません。
身につけたい力は、どう一言にする?
35歳以上が面接で詰まりやすいのが、「これまでの経験をどう活かすか」という質問です。答え方は、抽象化してから具体に落とすことです。
たとえば接客の経験なら、まず「相手が言葉にしない要望に気づける」と一言にまとめます。そのうえで、「どんなお客様に、何をしたか」を1つの場面で話します。成長したい力は、この一言の延長線上に置くと自然です。「要望に気づく力を、提案して決めてもらうところまで伸ばしたい」のようにつなげます。
未経験の仕事でも「成長したい」と言っていい?
言って大丈夫です。未経験で移る人が最初の3か月にやることは、知識を学ぶことと、先輩から吸収することです。それを正直に言えれば、入社後の計画として筋が通ります。
接客やホテルの仕事で身につけたホスピタリティは、営業の信頼づくりに活きます。未経験からの転職の進め方は40代・未経験からの転職、経歴に自信がない場合は資格なし・経歴に自信がない35歳以上の転職も読んでみてください。
今の会社で身につかない理由は、どう話す?
不満ではなく、事実として話します。「今の仕事は決まった手順をこなすことが中心で、提案する場面がない」のように、何が無いのかを具体的に言います。
「会社が育ててくれない」は、人のせいに聞こえやすい言い方です。自分で工夫してきたことを先に話し、その先に進むには環境を変える必要がある、という順番にしましょう。
「任される範囲を広げたい」は、どう具体化する?
任される範囲も、キャリアアップの中身のひとつです。「もっと裁量がほしい」だけでは抽象的なので、何を任されたいのかを決めます。
今の会社でできないことを、悪口にせずに言うには?
「上司が任せてくれない」ではなく、「今の役割では、売り場の見せ方を変える権限がない」と、仕組みの話にします。人ではなく役割の話にすると、悪口に聞こえません。
教員・公務員・自衛隊から稼げる仕事に移った人の多くは、「安定してもらえる(頑張っても変わらない)」ことが不満でした。この場合も、「頑張りが結果や給料に返ってくる仕事がしたい」と、次に求めるものの形で言えば前向きな理由になります。
管理職の経験がなくても、言っていい?
問題ありません。35歳以上が評価されやすい点として、社会人としての経験と、信頼しやすさが挙げられます。役職がなくても、後輩に教えた、店を任された日があった、といった場面は経験として話せます。
話す順番は、まず自分の担当で結果を出し、その先で範囲を広げたい、です。いきなり「管理職になりたい」から入るより、足元の仕事への意欲が伝わります。
応募先で、本当に任せてもらえるかはどう確かめる?
面接の逆質問で、「入社した人は、どのくらいで、どんな仕事を任されていますか」と聞いてみましょう。答えが具体的かどうかが、判断の材料になります。
答えがあいまいな場合は、ほかの社員の話を聞ける機会があるかを尋ねてもかまいません。面接での答え方全般は35歳以上・40代の面接で落ちるのはなぜ?にまとめています。
中身を決めたら、どんな転職理由になる?
ここまでで決めた中身を、面接で話す形にします。組み立ては「今の会社で上がらない事実 → 上げたいもの → 裏づけの経験 → この会社でやりたいこと」の順です。例文の【 】は、必ずあなた自身の経験に入れ替えてください。
年収を上げたい人は、どう組み立てる?
今の会社は、勤続で決まった額が少しずつ上がる仕組みで、【10年後も年収は大きく変わらない】見込みです。子どもの進学を控え、家計の選択肢を広げたいと考えました。【担当したお客様ごとに提案を変え、指名をいただける数を増やしてきた】ので、成果が給料に返ってくる環境で力を試したいと考えています。御社では【担当のお客様への提案】で、この経験を生かして成果を出したいと考えています。
上がらない事実を最初に置き、最後に応募先でやりたいことで締めています。
成長したい人は、どう組み立てる?
【ホテルのフロント】で8年、初めてのお客様の要望をくみ取ることを続けてきました。この力を、お客様に提案して選んでいただくところまで伸ばしたいと考えています。未経験の分野なので、最初は商品の知識を覚え、先輩のやり方を学ぶことに集中するつもりです。御社では【入社後に任される新規のお客様への提案】で、くみ取る力を提案につなげたいと考えています。
何が成長するのか(くみ取る力→提案して選んでもらう力)を一続きで言っています。
任される範囲を広げたい人は、どう組み立てる?
今の職場では、販売計画は本部が決め、店舗は決まった形で進めるのが基本です。【その中でも陳列を自分で考えて変え、担当の棚の売上を伸ばした】ときに、自分で考えて結果を出す仕事に手応えを感じました。次は、担当を持って自分の判断で成果を取りにいける立場で働きたいと考えています。御社では【入社後に任される担当エリア】で、売り方を自分で考えて結果を出したいと思います。
不満は「本部が決める仕組み」という事実だけにとどめ、上司や会社を責めていません。
キャリアアップの転職で、気をつけることは?
中身が決まっても、選び方を誤ると同じ理由でまた辞めることになります。動く前に確かめておきたい点です。
条件だけで選ぶと、何が起きる?
採用の現場では、選び方に気をつけないと、同じ理由で辞めることになる例も多く見てきました。合わない会社を繰り返す人は、条件で選んでいます。キャリアアップの中身が「評価のされ方」なのに、求人の年収の数字だけで決めてしまう、といったずれです。
採用の現場では、合うかどうかを話し方・志向性・過去の経験で見ています。上の表の「応募先で確かめること」の列を、応募のたびに使ってください。
「大手に行きたい」は、キャリアアップの中身になる?
会社の名前だけでは、何をしたいのかが見えません。「大手だから」は、落ちる理由のひとつでもあります。「なぜ大手か」を掘り下げると、本当の中身(選択肢を増やして安定したい、給料も大事)が出てきます。掘り下げ方は転職理由はどう伝える?で扱っています。
今は動かない方がいいのは、どんな人?
すでに十分な年収があり、なんとなく転職したい人は、移らない方がいい場合があります。
反対に、今の会社でこれから上がり幅が無い人は、動いた方がいい人です。どちらに当たるかは、上がり幅を事実で確かめると分かります。
動くなら、今のうちと言えるのはなぜ?
年齢を重ねるごとに転職が難しくなるのは事実です。35歳と45歳なら、若い方が求められやすい傾向もあります。
賃金の面では、厚生労働省の「令和2年 転職者実態調査」で、転職して賃金が増えた人から減った人を引いた差が、40〜44歳プラス4.3ポイント、45〜49歳プラス7.2ポイント、50〜54歳マイナス26.2ポイントでした。50〜54歳では、減った人が増えた人を上回っています。
だからといって、慌てて決める必要はありません。上げたいものが決まっている今のうちに、それが叶う仕事があるかだけは確かめておく。それが後で「あの時やっていれば」と思わないための準備です。
キャリアアップの中身は、どんな順番で決める?
最後に、ここまでの流れをチェックリストにまとめます。紙かスマホのメモに、1つずつ書き出してください。
- 今の会社で上がらないものを書く:給料・任される仕事・身につく力のうち、頑張っても変わらないもの
- 上の5つの表から、一番上げたいものを1つ選ぶ:2つ以上あっても、前に出すのは1つ
- 上がらない事実を数字か場面で書く:「10年後も年収はほぼ同じ」「提案する場面がない」など
- 上げたい理由を書く:家族のため、選択肢を増やすため、成長するため
- 裏づけの経験を1つ選ぶ:一言にまとめてから、具体的な場面を添える
- 応募先で確かめることを決める:給料の決まり方、任される仕事、教わる仕組み
- 人に話して聞いてもらう:自分だけで考えると、「35歳を過ぎたから無理だ」という思い込みで選択肢を狭めることがある
面接に落ちる人には、エピソードを用意していない人がいます。5つ目の経験だけは、声に出して話せるところまで準備しておきましょう。
まとめ
転職理由が「キャリアアップ」でも問題ありません。足りないのは中身です。年収・任される範囲・身につけたい力のうち一番上げたいものを1つ決め、今の会社で上がらない事実と、裏づけの経験を添えてください。年収が中身なら、隠さず伝えてかまいません。
上げたいものがあるということは、今の場所で止まりたくないと思えている証拠です。その気持ちがあり、合う仕事を選べれば、35歳からのキャリアアップは十分に目指せます。
年齢が進むほど、転職は少しずつ難しくなります。だからこそ、上げたいものが言葉になった今が、それが叶う仕事があるかを確かめるのにいい時期です。
「転職理由 キャリアアップ」が自分の場合どうなのか、話して確かめたい方へ
よくある質問
転職理由を「キャリアアップのため」にしても大丈夫ですか?
大丈夫です。ただ、その言葉だけでは何を上げたいのかが伝わりません。年収・任される範囲・身につけたい力のうち、一番上げたいものを1つ決めて、今の会社でそれが上がらない事実と、裏づけになる経験を添えて話しましょう。
キャリアアップの中身が「年収を上げたい」でも言っていいですか?
言って大丈夫です。採用の現場では「稼ぎたい」と伝えて選考に通った人もいます。落ちやすいのは「楽をして給料を上げたい」と聞こえる場合です。何のために上げたいのかと、稼げると思える経験をセットで話しましょう。
キャリアアップと言いながら、1年目の年収が下がるのは矛盾しませんか?
矛盾しません。35歳前後で転職した人を見ると、固定給が確定している状態だと、1年目は下がることが多くあります。一方でインセンティブで上がる人は多く、固定給のまま上がるのは同じ職種に移るときです。何年で、どこまで上げたいのかを話せれば、キャリアアップの理由として通じます。
「キャリアアップ」と「スキルアップ」は、どう違いますか?
一般には、キャリアアップは年収や立場など働き方の段を上げること、スキルアップは身につける力を増やすことを指します。面接では言葉の違いより、何を上げたいのかが具体的かどうかが大事です。
未経験の仕事に移るのに、キャリアアップと言っていいですか?
言って大丈夫です。その場合は、今までの経験のどこが次の仕事で活きるのかを話します。最初の数か月は知識を学び、先輩から吸収するつもりだと正直に伝えると、無理のない計画として受け取ってもらえます。
キャリアアップしたいけれど、何を上げたいのか自分で分かりません。
今の会社で「頑張っても変わらないもの」を書き出すと見えてきます。給料なのか、任される仕事なのか、身につく力なのか。一人で決めきれないときは、話しながら整理する方が早いこともあります。
- 給料が上がらず、このままでいいか迷っている方
- 未経験の仕事に移りたいが、35歳以降で大丈夫か不安な方
- 転職エージェントで紹介できる求人がないと言われた方
人材紹介の仕事に約5年携わり、人材紹介会社で事業部の責任者も務める。これまで数千人以上の求職者と面談。営業職への転職支援を得意とする。印象に残っているのは、営業未経験だった40代の方が転職し、3年目以降に年収2000万円を超えたこと(個人の実績で、全員が同じようになるわけではありません)。「年齢に関係なく、キャリアは変えることができる。」
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執筆:35歳からの稼げる転職 編集部。採用の現場で見てきた実例と、公的な統計をもとに書いています。